6/26/2023, 1:33:53 PM
お題《君と最後に会った日》
夏の夜空を彩る花火。
白い浴衣に映える涼しげな氷翠の朝顔。
照れた君の横顔が、今でも忘れられない。
何度も手を振って別れた。
「明日また、学校でね」
繋げなかった手は。
果たせなくなった約束は。
君の笑顔と共に失った。
まだ、君の笑顔は残っている。
まだ――きっと…………。
6/25/2023, 3:52:55 PM
お題《繊細な花》
儚げに微笑む花に触れる。
壊れてしまいそうな幸せほど、どうして透明な輝きを放つんだろう。
瞳からあふれる泉が、僕を彷徨わせる。
――罪悪感から始まる幸せに、幸せな結末など存在しない。
6/25/2023, 9:16:01 AM
お題《1年後》
通り過ぎてゆく泡沫の季節。
「もう会わない」と告げられた桜雨のあの日。
悪戯に歯車は廻り――1年後の雑踏の海で、また君と邂逅を果たす。
6/20/2023, 11:08:48 AM
お題《あなたがいたから》
ありがとう。
出逢ってくれた人、これからまだ見ぬ出逢う人よ。
これを読んでくれた、あなたに心からありがとう。
ありがとうから始まるよ夜明けは。
6/18/2023, 3:33:55 AM
お題《未来》
子供の頃描いていた遠い未来は、今生きてる真実よりずっとずっと、輝いていた。
でも現実は砂糖菓子のように甘くもない。
それでもそんな悪夢のような日々でも、味付けによっては変わっていくかもしれない。
万が一自分の物語が美味しく料理できなくとも大丈夫だ。一緒に食べて、考えることはできるから。
人は、そうであってほしい。