テーマ“手ぶくろ”
手ぶくろって冬にしか使わないから
毎年片方が行方不明で。
結局新しい物を買う事になる。
それなのに。
自分が好みの手ぶくろは無い。
可愛さとか、素材とか
そういうのも重要なんだけど
結局肌触りが重要で。
それなのに
毎年毎年
気に入った手触りの物に会えずに
妥協した手ぶくろを買う。
そう言う理由もあり
結局失くす。
愛着が沸かないから
失くす。
片方だけ。
テーマ“クリスマスの過ごし方”
(インタビュー方式なので、会話ではありません。フィクションです)
Aさん「えー、勿論、彼氏とー…」(23歳、女性)
Bさん「は?リア充滅べ。クリスマスなんか無い仕事だよ」(26歳、女性)
Cさん「家族で過ごします」(24歳、女性)
Dさん「コタツで蜜柑サイコー!」(31歳、女性)
Eさん「推しのライブに行きます!」(22歳、女性)
Fさん「え?勿論ゲームですけど?」(25歳、女性)
Gさん「年末年始のお買い物ついでに、ケーキ買います」(35歳、女性)
Hさん「クリスマス限定の物を買い集め、動画を見ながら食べます」(27歳、女性)
Iさん「大掃除です。」(28歳、女性)
Jさん「クリスマス…?知らない言葉ですね」(?歳、?)
十人十色な過ごし方。
最後の人は、インタビューをしたはずなのに
誰だったのか…記憶が…()
テーマ“プレゼント”
小学生の時
クリスマスパーティーで
幾ら以下のプレゼント(出来れば手作りしたもの)を用意しましょう
って言われたから
ビーズ(アクセサリーとか作れる物)を
紙皿に貼って、サンタクロースとトナカイを
描いた。
班ごとでのプレゼント交換で
じゃんけんで交換する事になったんだけど
男の子と交換する事になり
結構上手く出来たから
喜んでもらえると思ったら
「え、なにこれ」
と班のメンバー全員に笑われ
(渡した男の子は嫌そうな顔)
目の前で、破壊された思い出がある。
(壊しちゃえと言ったのは同じ班の女の子)
そして、その破壊されたものは
ゴミ箱へ。
ビーズってそんなに高い物じゃないけど
その男の子から貰ったのは
紙飛行機。
正直紙飛行機より時間も予算も掛けてるのに
本当にムカついた。
泣き虫だけど、泣かないように頑張った。
要らないなら壊さず返せば良かったのに
捨てるなら、返してほしかった。
未だにその時の悲しさや恨みは覚えている。
した側は覚えていないだろうけど
された側は、何年経っても忘れられない。
クリスマスシーズンになると思い出す。
テーマ“冬は一緒に”
冬と言えば
コタツとアイス。
温かいのか冷たいのか。
温かい部屋で冷たい物を食べるのが
最高の贅沢だと思う。
「ねぇ、雪見だいふくと、ハーゲンダッツどっちが良い?」
コタツに入っている恋人に訊く。
「雪見。」
コタツから微動だにせず、恋人は答える。
「ハーゲンダッツ、期間限定だよ」
昨日、コンビニで見つけた、恋人が好きそうなフレーバーのハーゲンダッツを推す。
「雪見。」
頑なに雪見推しの恋人。
「ハーゲンダッツ美味しいよ」
ハーゲンダッツ推し。
「…雪見だいふくってさ、2つ入ってるじゃん?」
「そうだね」
「1個ずつ分けたら…何でもない」
「え。」
雪見だいふく推しの理由が可愛過ぎる。
「じゃあ、今日は雪見だいふくにしようか。」
可愛い理由に免じて、今日は
雪見だいふくにする事にした。
冬は一緒に
君とコタツでアイス。
テーマ“とりとめのない話”
「明日遊ぼうよ」
「遊べたら遊ぶ」
遊ばない。
「新しくカフェが出来たんだって、一緒に行こう」
「行けたら行く」
行かない。
「ねえ、私達友達だよね」
「そうだねー」
そもそも確認しないといけない友達とは。
「私、ピクルス嫌いだから、あげる」
「………」
要らない。
例え、ピクルスが大好物だったとしても
要らない。
どういう状況だったにもよるけど
基本要らない。
「肉まんより餡まんが好き」
「そうなんだ」
興味ない。
むしろ私はピザまんが好きだ。(どうでもいい)
「酢豚の中のパイナップルって要らなくね?」
「そうだねー」
パイナップルがなんで入っているかと言うと
パイナップルが肉を柔らかくするためであって…とか色々理由はある。
私は結構酢豚の中のパイナップル嫌いじゃない。
まあ、こんな、とりとめのない話をしているくせに
相手は私の名前を把握していない。
「ごめん、名前なんだっけ」
「サトウ」
覚える気がない人に本当の名前なんて
覚えていて貰おうなんて思わない。
ただ、目の前にシュガーポットが置いてあったから
サトウと名乗ってみた。
何の意味もない。
数分後には忘れる事だ。