10/17/2023, 2:14:52 PM
忘れたくても忘れられない
もう全部、やめてしまおうか。
輝いていたあの頃が忘れたくても忘れられない。
尊敬していた先輩も、何が起きても頼れる上司も、空気を読んで戯けた後輩達も、全ては過去に過ぎ去って。
ふとした瞬間に彼らの姿がちらり、ちらりと覗くけれど、先輩の口から発する言葉の刃の鋭さに霧散していく。
いつも優しく励ましてくれたその口で、私の至らなさを責め立てる。
誰よりも尊敬していた。大好きだった。
先輩のようなエンジニアに、なりたかった。
先輩ノ求メルえんじにあニ、ナレナカッタ。
どうしてこうなってしまったのだろう。
私達はどこで間違ったのだろう。
どうすれば良かった?
どうしなければ良かった?
悩めど悩めど、答えなどある訳もなく。
また明日仕事に行かなければならない。
もう全部、やめてしまおうか。
モウ全部、ヤメテシマイタイ
3/18/2023, 10:46:56 AM
不条理
この世の全ての不条理を煮詰めて固めたこの場所から、いつか必ず連れ出すよ。
だから、どうかもう少し待っていて。
「救いなんかないよ」って哀しく笑う君の、ホントの笑顔が見たいんだ。
3/18/2023, 9:20:18 AM
泣かないよ
泣かないよ、約束だもの。
君が虹の橋を渡るとき、笑って送ると約束したものね。
3/16/2023, 2:01:49 PM
怖がり
人の手も、雷も、ドライヤーも、何もかも怖がりなきみに、この世界中で最上級の愛を。
強く、優しく、抱き寄せて、頬擦りするよ。
片目を瞑って迷惑そうなきみに。
3/16/2023, 5:49:32 AM
星が溢れる
この世の穢れを知らぬような、美しい君の瞳から星が溢れる。
僕は止めどなく流れおちる星─君の涙─を、ただ眺めていることしか出来なかった。