4/25/2024, 11:41:58 AM
流れ星に願いを
子供の頃、同じ病室の子に教えてもらった
流れ星にお願いをすれば
どんな願いも叶えてくれるって
だってあのお星さまは
僕たちより先にお星さまになった子供だからって
それから毎日、病院の屋上庭園のベンチに座って
星を見上げている
何度同じお願いをしただろう
『明日もお星さまにならないですみますように』
そう願わないと、怖くて眠ることさえできない
誰か僕のベットの横で手を握って
『大丈夫だよ』と言ってくれ……
4/22/2024, 12:11:16 PM
たとえ間違いだったとしても
それは誰かにとってで、俺の間違いじゃない
お前を選んで、お前とあと少しでも一緒にいようと全てを捨てた俺の選択は、誰にも咎められない
だから『うん』と言ってくれ
どうか俺の手をとってくれ
4/21/2024, 12:23:17 PM
頬から大きな雫となって、伝うように落ちていく。
煙になって空に登っていってしまったあの人。
もう会えないのだと、やっと理解した。
『さようなら』って笑って欲しいと言っていたけど、そんなこと出来るはずもない。
見送るように煙を必死に見上げるが、零れ落ちる雫は止まらない。
必死に口元に力を込めるが、あの人には笑って見えるかな。
神様どうか雨を降らせてください。
そうすれば……