- 穂 -

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10/22/2022, 2:11:17 PM

いつかの僕へ

いつか もし 幸せだと感じたら



いつか もし

不幸だと

感じたら




自分を信じて



自分の中の


心の声を信じて




一歩だけでいい


前に

横に


そこから 動いて


未来を 信じて



今の僕より

10/22/2022, 2:03:37 PM

街並みが落ち着いた色を纏っている
ふと香る 甘くもみずみずしい香り
空を仰げば 広がるいわし雲に気づいて
秋が訪れた事を知る

ゆっくりと冷たい風を運んでくる季節
袖の短い服では心もとない 恋しい季節

口元が緩むのは
秋のお気に入りを身に纏える幸福感
ほんの短い季節を共に過ごす
最高のお気に入り

早く取り出そうと足が弾む
冬が来る前に着て出かけようと心が叫ぶ

夏のお気に入りはまた来年
何とも特別なこの季節
冬を呼ぶこの季節は 少し夏を惜しむような
そんな服装にさせるのに
今年の終わりを迎える支度を
ゆっくりと 始めさせるのだ

10/10/2022, 12:50:55 PM

あの日に戻れるなら
あの時間に戻れるならと
いつも 思う

僕は同じ過ちを繰り返す
その度に心に亀裂が入る
いくつもの小さな亀裂から
ほんの少し 滲み出る

後悔しては 思い知る

いくつもの笑顔が剥がれ落ちて
またひとつ またひとつと
足下に溜まっていく

落ちた笑顔の後ろには
また新しい笑顔

綺麗な笑顔
その奥にあるのは

真っ直ぐにこちらを見つめる
虚ろな目
無感情に流れ落ちる水が
止まることを知らずに 傷ついた頬を伝っては
笑顔の中に溜まっていく

9/17/2022, 1:19:52 PM

渡るのは
怖くない

帰るのが
少し 怖い

ここを渡れば
きっと見えてくる

一面の花畑
話に聞くとおりの黄泉の道

「振り返ってはいけないよ」
耳の奥で声がする

大丈夫。帰るのは怖いから…

振り返りはしないさと
いつかの声に応えながら

目の前にならぶ揺れる花
招くように揺れる花
ひとつひとつ近づいて ふたつみっつと遠のいて

こちらからあちらへ

あちらがこちらへ

花畑の奥の方 水の音も流れゆく
招かれ辿り着いたその先に
永遠と呼べるものが何なのか
花たちだけが知っている

8/17/2022, 1:54:38 PM

死にてぇ気分の中に
安らぎを求める 核が 居る

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