僕をあの日暗闇の底から救ってくれた貴方
あの日はとても晴れていたが
僕のところだけ曇っているようだった
あなたは僕の手を掴み走り出す。
顔はよく見えなかったが
貴方は太陽のように暖かかった。
【逆光】
今日だけは、どうかこのままで
いつもは寂しくて何も考えられない
ひたすら涙が零れ苦しくなるだけだったのに
今日だけは君がいてくれるから、
暖かい夜を過ごせそうだよ。
【特別な夜】
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私は逃げてるように見えるかもしれないけど、ほんとに怖いの。
公立受験に落ちてしまって、私立に行ったらどうしよう。
親に迷惑かけたらどうしようって怖いの恐怖なの!
親に私立行くなって圧を掛けられて!怖いんだよ
彼女はそんなことを僕に言った。
僕は、彼女の言葉を聞いて苦しかった。
まるで
"お前には分からないだろう"
などと言われているようで
そっか、
つらいね、
言葉も出ない。
僕だって辛いだなんて言えないし
"言わない"
おつかれさま。今度はさ親もだけど
先生とも話してみようよ、
なにかきっといい方法があると思うよ、
息をするように嘘を吐き
僕はまた死にたいと思う。
【被害妄想】
暗い。
苦しい。
寒い。
冷たい。
地上のあたたかい光が届かなくて
生き物たちの優しさも届かない。
でもここじゃないどこかなら
あたたかい光が刺し
たくさんの生き物に愛されるのだろう。
そう思うと涙が止まらなくなる。
【海の底】
君はいつからか学校に来なくなってしまったね。
僕は君のことが大好き過ぎて君に甘えすぎてしまったよ。
でも、そんな君に余命があると聞いて
僕は君に何をしてあげられるか
どう支えられるか沢山考えた。
沢山考えた結果、
僕は
自分の身を削ってでも君を守ることにした。
誕生日にお菓子と体に良いの買ったのは?
一緒にゲームしたのは?
君の恋のお手伝いをしたのは?
覚えてくれてるかな
君が消えたくなった時に
僕が沢山泣いてしまったのは忘れてね
僕は君が生きていてくれるなら
僕はどんなことにだって立ち向かえる気がするよ。
この先も僕が生きてる子の星で
君に会いたいから
【君に会いたくて】
僕はずっと前に友達とある日記を書いていた。
日記の名前はもう覚えていないが
お互いに苦しくてこの世界から消えちゃいたい時
書いていたことは今でも覚えている。
疲れた 消えたい 何でかなもう嫌だ
黒い言葉の数々が並べられていたはずだ。
だが、今はもうその日記は存在しない。
あの子が持っているのか
僕がどこかにしまったのか
覚えていないくらいに僕は強くなって
あの子も強くなっていた。
僕らにもうあの日記は必要ない
【閉ざされた日記】
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親Ver.
お前、大人に生意気言ってんなよ!テメェ舐めてんじゃねぇぞ!!
はっ笑
生意気?あーそ、その生意気なのがあんたの娘よ
ふざけんじゃねぇぞ
誰がお前に金出してやってると思ってんだ!
だから言ってるだろ
小遣いの9割は教育費にでも使えばいいって
それを拒否したのはあんたらだよ。
叔父Ver.
受験受かったら俺らからお祝い金あげるね
ぁ、ども
どもって何だよ
お前、それが受験生の態度か。
別にいらないし。
僕にお金かけたって仕方ないよ。
はぁ?お前なんだその態度は!
受験生らしくもっと勉強しろよ
あれ、僕まだ努力できてなかったんだ
あーあ、あほらし。頑張れてるなんて思ったのが馬鹿だったんだ。
【諦めた日】