ノーネーム

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7/5/2022, 6:48:51 AM

神様だけが知っているのは
この世界の始まりと地球が終わる日
生きる意味と死ぬ理由
星の数程ある理論と深海より深い哲学

ほんと人間じゃ敵わないものばかり

でもあなたは知らないでしょう?

僕だけが知ってる神様を

その神様を守る為ならほんとに僕
死んでもいいなんて本気で思ってるよ
笑えるだろ?

所詮人間は馬鹿だよ
あなたが一番良く知ってると思うけど


でもその馬鹿を創ったのもまたあなただ


あなたがどれだけ歪んだ正論を押し付けたって
ほら 振り払えるほど世界は美しい


7/3/2022, 12:24:26 PM

君が行くこの道の先のずっと先
そこまで僕は一緒に行けないから


つい笑ってしまうようなしょうもない思い出を
この道いっぱいに敷き詰めておくよ


だから振り返ったっていい 何度だって
「立ち止まるな」「前に進め」なんて 
君はそんな器用な人間じゃないだろう?

僕もそう
今もまだ振り返ってばかりで

だからいいいかな
もうちょっとだけ
君の道に寄り添っても

7/2/2022, 2:11:45 PM

くしゃくしゃになった夢で散らかった部屋
重いカーテン 漏れない日差し

その一つひとつがゴミになったのは
ただ単にお金が無かったから
才能があるなんて自惚れていたから
結局自分が一番可愛かったから

たまに思うよ
今では綺麗に光が差し込む部屋
ひとつくらいなら
その隅にでも飾れたのかもしれない


後悔なんてしてないさ
人並みには大人になったつもりだから

7/1/2022, 11:48:12 AM

窓越しにぼんやりと見えるのは

まだ咲ききらない桜の下
早く大人になりたくて背伸びしすぎた横顔

先生に叱られた学校の帰り道
わざと遠回りした先にあった海辺の桟橋と夕焼け

初めて繋いだ手 伝わる体温
赤く染まった空と君の頬

凍える風 前が見えなくても
振り返るといつも寄り添ってくれた白い足跡


だんだん眩しくなってきて細める目
閉じてしまうにはもったいなくて

あと少し、もう少しだけ見せて
懐かしき思い出

7/1/2022, 12:38:38 AM

あの出会いは運命だと
見えない糸のおかげと繋ぎとめたのは僕

この別れも必然と
見えない糸のせいにして引きちぎったのも僕


「ひとりにしないで」
それでもそれに縋ろうと手を伸ばした


見えたふりして

見えないふりして


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