星空の下で
満天の
降り注ぐような
星空を見ていると
この星のいくつかには
まだ知らぬ知的生命体がいて
こちらが眺めているのと
同様に
太陽に照らされ輝いた地球を
眺めているのかもしれない
と思う
むかし読んだSFでは
いつかワープを発明し
人類が何億光年も離れた
宇宙で眺める地球は
何億年も前の光が
届いたものだから
遥か昔の地球の姿を
映しているのだとあった
はたして
真実などわからないけれど
この光に
ロマンがあるのはよくわかった
星空を見上げすぎて
転ばぬように
気をつけて
もうしばらく楽しもう
それでいい
それでいい
と言われると
そこに妥協があるように
感じてしまう
それがいい
と言わなかったのは
何か間違っていたの?
それとも
お気に召さなかった?
小さなことに
こだわっている
面倒くさいやつだと
お思いでしょう
揚げ足取りだと
言われることもあります
ええ
自分でもそう思います
でもね
思っちゃうんですよ
だったら
最適解を示してみろ
ってね
納得できたら
今度は私が言いましょう
それがいいですね
って
ハッピーエンド
今日は
雨が降っていたけど頭痛がしなかったので ハッピー
美容室で満足のできだったので ハッピー
午後に電話の相手ともめたので アンハッピー
夕飯が美味しくできたので ハッピー
届いた郵便を見て嫌なこと思い出したので アンハッピー
お鍋の焦げ付きがなかなか取れなかったので アンハッピー
お風呂が気持ちよかったので ハッピー
髪が短くなって洗うの楽ちんで ハッピー
お布団が気持ちいいので ハッピー
寝る前ってなんで嫌なこと思い出すんだろ アンハッピー
もしこのまま明日
目を覚まさなかったとして
わたしはハッピーエンド? バッドエンド?
バッドエンドって言うには
パンチが足りないな
ハッピーエンドって言うには
もう少し幸福感をよくばりたい
んー
まだエンドにはできなみたい
いつか納得のハッピーエンドを
むかえられますように
見つめられると
あなたに見つめられると
笑顔になっちゃう
それはきっと
あなたも笑顔だから
照れもなく
気負いもなく
視線を合わせて
微笑み合う
ときめきからは
ちょっと離れてしまったけれど
しあわせだなって
あたたかくなる
この気持ちを
味わいたくて
わたしも
あなたを
見つめてしまう
ないものねだり
わたしはひとりっ子だ
しかも鍵っ子で
母ひとり子ひとり
兄妹がいたらいいなと
幾度となく夢想した
母は母の姉と仲が良く
おばちゃんになっても
なんなら
おばあちゃんになっても
まめに電話している
時々口げんかっぽくなっているので
仲がいいとは違うのかもしれないけれど
でもまたすぐ電話するのだ
いいなと思う
いまさら
兄も姉も弟も妹も父親も
現れたりしたら
面倒くさいことこのうえないだろうが
でもちょっと
いいなと思う