⚠️BL⚠️
ずぅっと、ずぅっと、こっそり君の事見てたからさ、
僕ね、君の事なんでも知ってるよ。
部活終わりには絶対サイダー飲むとことか、
実は犬が好きってとことか……
あとは、意外と……あはッ、ごめんって。泣かないでよ。
……この手錠も、口を塞いでるガムテープも、
外すつもりなんてないよ。
…ストーカーされてんの知ってたんでしょ?
メンヘラな小さい女の子だとでも思ったぁ??
残念でした、僕だよ。……斗真君って可愛いからさぁ。
あんまさぁ、そんなに怯えた顔で見つめないでよ。
…大丈夫だって。君は、僕が一生かけて縛ってあげるから。
設定) 駿(シュン)[語り手]
高身長の黒髪眼鏡。普段はザ・陰キャだが、
斗真の事が好きでストーカーしており、遂に
監禁してしまった。
斗真(トウマ)
陸上部の男子。髪を白髪に染めている。
いつもクラスの中心的な存在だが、
意外と天然で、誰かからストーカー
されてるな、と思いつつも
可愛い女の子だと思って少し期待していた…。
君は正義のヒーローだ。
僕は今から君を殺す。僕は悪役だから。
何度も何度も倒されて、負けて、周りから虐められ
平凡な生活も送れず、見返したい一心でここまで来た。
……けども、なんなんだ。この気持ちは、
殺したくない。あれだけ毎日毎日戦って、負かされたのに
それでもきっと僕はどこかで君に憧れていたんだろう。
トドメの一手がなかなか刺せない。
「…何泣いてんの。」
君は…ヒーローはそう言った。 大馬鹿者だ。
「君だって泣いてるだろう。」
…ヒーローは泣いていた。負けるから?殺されるから?
違う。僕が君を殺せない……
ヒーローを殺せない理由を感じ取ってしまったから。
…きっと、悪役だとかヒーローだとか以前に
僕は君に憧れていたんだろうなぁ。
僕の心は君を殺す事を止めようと必死だ。
これが、僕の心なんだろう。
「…今までごめんなぁ。」
泣きながらそう言った。…この世で1番重たいごめん。
和解の言葉だった。
…遂に僕はヒーローを、殺した。
ずっと、本能が望んできた事なのに
達成した今、快感なんて存在せず、
ただ罪悪感と消失感に沈められた"僕の心"だけがあった。
ぼくは毎日ズボンを履いて学校に行く。
「かっこいいねぇ」「男らしいよ」そう言われる為に。
けど、そんな言葉要らないんだよ、要らないから
可愛い物を着たい。スカートを履いて、他の女の子たちみたいにメイクをしてみたい。
でもお父さんが言うんだ「晴人は良い"お父さん"になれるよ」
だから僕は毎日ズボンを履く。
…好きでもないのに。
僕は雨が嫌い。嫌いでたまらない、君が傘をささないから。
傘をさしだしても、「俺風邪引きテェんだわ」と笑って聞かない。君の制服は雨に遊ばれて透けていく。それを見た女子達が黄色い声を上げる。…憎くて、悔しくてたまらなかった。
「良い加減にしろよ。…僕をなんだと思ってッ」
急に服を掴まれた。可愛いと思ってしまう。
俺は雨が好きだ。雨が降る時、俺は傘をささない。
ささなかったらこいつが怒るのを知っているから。
俺の為に必死になっている恋人がたまらなく好きなのだ。
「ア"ー、悪かったわ。…わりぃわりぃ。」
そう言って、拗ねた恋人の頭を撫でて歩き出す。
…こいつの好きな飲み物でも奢ってやるつもりだ。
俺たちの日常はところどころ雨。