みゆき

Open App
8/27/2024, 10:49:19 AM

雨に佇む

冷たい針が降ってくる
傘を待ち望む心だけが燃えていた
ソラは灰色で 私の瞳も色褪せた

一つ 雫溢れ落ち 口元まで流れゆく
二つ その一滴は 生きてる味がした

冷たい涙が降ってくる
この雨空の時だけ私は生きていた
クモは灰色で 私の心も色褪せた

三つ 雨の鏡見て 私は鏡の上で佇む
四つ 水面広がり 鏡にヒビが入ったよう

私はただひたすら 雨に佇んでいた
水の鏡がそう告げる 雨に佇む私は生きていた
やんだら雫と共に消えてしまいそう
だから その一時だけ

――雨に佇む――

8/26/2024, 11:43:35 AM

私の日記帳

もう3年くらい書き続けてる
古びた3つの日記帳

過去を読み返すと辛いことだらけ
でもその最中には少々の幸せがあったり

望んだ人生じゃなかったし理想とは
まったくもって違った

でも地獄じゃなかったのかな―

8/24/2024, 10:39:06 AM

やるせない気持ち

生きたいな―
幸せの輪のなかに今は入れたけれど、

もう生きられる―
でも、生きた心地がしないのはなぜだろう。

比べられて、追い込まれて、みんなの背中だけをみて生きてきた。

もっと、わたしがこうだったらって何億回も
繰り返す。

やるせないよ、生きたいよ―

8/24/2024, 2:28:50 AM

海へ

微かな波音が木霊して
ほのかな塩が漂った。

夏さも知らない白波は
海にのって旅をする

街の向こうには海がある
彼方へと繋がる海がある

海へと願い 永遠なる海と戯れたい
海へと祈り 更なる旅路の1ページ

海へとむかい 打ち寄せる波を横目に
わたしは飛び立った

8/21/2024, 12:36:29 PM

鳥のように

どこまでも飛んで行きたい。

風のように海をわたり、
疲れたときは雲の上で昼寝して。

なんのしがらみもなく空を掛け、
羽を自由に仰がせたい。

その一つを夢に生きていたい。
それより、死んで生まれ変わった方が
早いだろうか。でも、心ある鳥に。
私はなりたい。それで、いて旅をしたい。
鳥のように。どこまでも―

Next