失われた時間
失ったものは戻ってこない
だから、もう一度作り出そう
君にもう一度、
出会う時間を――
子供のままで
子供のままでいたかった、
このセカイが見えない子供のままがよかった
残酷なこのセカイ 知りたくなかった
凍てついた愛のセカイ そんなものから
生まれたんだ、私って
汚れた夢のセカイ 叶わないのに
なんで夢を見せてくるの?
自分なんてちっぽけなんだなってだんだん
わかっていく、溜め息ばかり増える日々
大人になるための授業は受けてきた
でも大人になる授業は誰も受けていない
子供のままならこんなセカイ
知らずに生きていけたのに
子供のままで、いたかった―
愛を叫ぶ
「私は!こうきが好き!だけどもう嫌い!」
私は屋上から見える夕日に向かってそう
叫んだ。こうきは私のとなりで驚いた顔をする。
「えぇっ?き、嫌いになったの?どゆこと?」
「私、宮水 愛はこうきに散々泣かされたのです
失恋かもって頭によぎったり、全然上手く行かなかったり、私は、私を笑顔にしてくれる人が
好き!それが例え、地獄の底にいたとしても。
きみは楽しいときしか笑顔をくれない。
泣かせる男は要らないよぉ。じゃねー!」
「あいぃぃぃぃ!」
俺はなんて駄目なやつなんだ。
俺は夕日に嘲笑われるかのように虚しくなった。
俺は愛に向かって、いつまでも。
涙を流してしまう、切ない愛を叫び続けた―
一年後の僕へ
幸せですか?
一年前の僕より―
初恋の日
それはきっと未来にある。
恋を知らない私の青春は、きっとまだみぬ
未来にある。
その未来を待ってるいる誰かと巡り会えたなら
それは初恋と言えるだろう。
初恋の日 それは未来
相手どころか 愛にも巡り会えないわたしに
恋とはいつ巡り会えるのかな
私はこの日、恋に恋をした
初恋の日だった――