一年前のあの人は
元気に笑顔で過ごしていたのに
あの人は帰って来ない…
〜初恋の日〜
あの人が好きになった。
いつも顔が良くて、級長してて、運動神経抜群…
私にとってあの人は別次元の存在。
そんな事などひっくり返すような放課後が待っていた。放課後になった。みんなは帰る時間。私は忘れ物を取りに教室に戻ろうとした。
「もっと頑張ってくれよ。」
担任の少し呆れた声が教室の外側の扉にまで響いた。
少し覗くことにした。
担任に何故かしら叱れているあの人がいた。
ある人は顔を下に向いて担任の言葉を一つ一つ真面目に聞きながら泣いていた。
私はその姿に惚れた。好きになった。
あんなに生徒指導指導を真正面から受け入れて、
馬鹿正直なあの人の顔を見た日が人生初めての“初恋の日”初野 蓮に恋をした。
初野 蓮=はつのれん=初の恋
〜明日世界が終わるなら……〜
《わからない》
とぎどきこう考える。
「世界が終わったら皆何処へ行くのだろうか」
天国?地獄?それとも虚無に包まれたなにもない夢?
世界が終わったら地球はまた、再生するだろうか?
“わからない”……
《普通》
明日世界が終わる。そう告げられた。
でも今、特別な事をしても自分は満足できるだろうか?
“普通に起きて”
“普通に食べて”
“普通に食べて”
“普通にスーパー寄って”
“普通に寝る”
これが私の最後に送る生活で良い……そう感じた。
〜耳を澄ますと〜
この世界には魔法が存在する異世界のような世界。
私はエルフ族と言う長寿な一族に生まれた。
だか、ある日皆が寝静まったあと
笛の音がして来た_____
ただ美しかったその笛の音がする方へ行くと、
私の視界は真っ暗になって…息を引き取った。
あっけない、死とは耳を澄ますと襲ってくるものだ。
〜優しさだけで、きっと〜
ある日、私は夜の電車に乗った。
周りの明かりは無く…駅には「きさらぎ駅」と書かれている。…どうしようかと迷った_____
突然、誰かの声が聞こえた____
「帰ってきて!」「戻って来て!」
近くにいた優しそうな表情の駅員さんが
声のする場所教えてくれた…
「あなたはだれ?」私は聞いた。
「ただのぼっちの駅員だよ。」と、駅員さんは言った。
「そうだ、あめをあげるよ。」
駅員さんは子供が持っていそうな飴をくれた。
目を閉じて開いた_____
病院のような天井が目に留まった。
そうだ私は事故に巻き込まれて_____
ありがとう、駅員さん…
優しさだけで、生きてゆく_____