冬の足跡
もう12月になった。
あの子の季節だ。
冬を象徴する ちゃんの季節だ。
こっちの方だと、天気が変わることもないし、季節が変わることもないから月日の経ち始めが分からない。
でも、 ちゃんが一緒にいてくれるようになってから、季節のないこの世界が季節に溢れているような気がしてる。
記録
「このノートは何かって?
…観察記録みたいなものだよ。
中身は見ないでほしいなぁ。
仕事で大いに活用するからね笑
企業秘密だよ。
…まぁ、企業というよりかは国家機密かな?
ふふ。」
…嘘。
本当は、貴方(達)の事を心理学やら行動原理学やらで調べ上げてきたものと貴方(達)の普段の行動と癖を照らし合わせた貴方(達)のプロファイリング記録。
貴方(達)を少しでも理解したくて。
…過去に家族皆を火事で殺した犯人を油断させるために使った方法。
絶対にこの世でのうのうと人生を謳歌させないためにと歯を食いしばりながらプロファイリングを習得した記憶が真新しい。
それを今度は愛しきもの(たち)に対して向けている。
憎しみではなく、きっと愛…いや執着か?
…良いのものか、悪いものかは定かではない。
いや、悪いものか。
相手の許可なく、相手の隅々までもジロジロ見ているようなものだから。
…でも、どうかどうか赦して。
[追記]:♡100突破ありがとうございます!
贈り物の中身
彼らが私にプレゼントをくれた。
ピアスだった。
しかも、何種類も。
…嬉しいなぁ。
てか、よく見たら彼らのパーツの廃材から出来てる?
…可愛い。
それぞれのピアスを片耳ずつつけよう。
絶対に。
後、GPSとか盗聴器とか測量器とかも入ってるなぁ。
…物騒だな笑
国内指定危険生物◼️◼️◼️◼️◼️兼神咲家5代目当主神咲葵
私のことが知りたい?
あはは笑
…じゃあ、(葵が勤めている祓魔師本部の)図書館で本でも探してきな。
私のことや私の家系のことが嘘偽り無く、びっしり書かれている本をね。
あるよ。
本当だよ。
…嘘じゃないよ。
ほんと。
…ええ。
そうだね。
プライバシーなんてありゃしないね笑
…なんでだと思う?
凍てつく星空
凍てつく星空を見て、 ちゃんのことを思い出すよ。
…雪のように柔らかい雰囲気を持ち合わせていながら、氷のように透き通っていて、吹雪のように強い激情をうちに秘めて、周りを凍てつかせるようにみんなを釘付けにするそんな女の子。
…最近、会えなくて辛いよ。
何処で何をしてるの?
教えてよ…
どうする?
私がもし、国に飼われている国内指定危険生物(桜魔皇国内での)に値するものって言ったらどうする?
…国家に鎖をつけられている化け物だったらどうする?
政府に目を光らされていて、あんまり自由がない生物だって言われたらどうする?
…人の皮被った怪物だったら
ありがとう」の意味
「ありがとう」って意味、知ってる?
まず、漢字で書くと「有難う」って書けるんだけどね。
これはね、「有る」ことが「難しい」って表されていて、滅多にないって意味なんだよ。
だからね、貴方(達)に会えたことはーー
ちゃんと図々しければ良かったのかな?
貴方達といると満たされてる感覚と同時に疎外感も感じる。
貴方達と常に一緒に居られるわけではないからかな?
貴方達は私が居なくても仲睦まじいからかな?
貴方達を理解できるものでもないのに、完璧に理解しようとするからかな?
…それとも、私が中途半端に図々しい女だからかな。
死ぬまでずぅーと居てあげる。(まぁ、私死ねないんだけどね笑)
生まれた環境、育ってきた環境が悪かったせいで、本質が善性の貴方(達)をここまで擦れさせてしまった。
…とても許せない、やるせない思いが強くある。
だが、私はそれによって感謝もしている。
私にしか愛を求めず、そして、私に不器用なりに愛を向けようと頑張る貴方(達)と出逢うことが出来たのだから。
私のそばにいつまでもおいで。
とってもいい子。
いい子の貴方(達)。
ずぅーといい子で私のそばにいたら、いい夢ずぅーと見せててあげる。
貴方の正常性と私の異端さ
「君は人間だよ。少なくとも、私からはそう見えるよ。だって、そんなこと考えてる時点で今を生きている。生きようとしている。君は人間として人生を歩んでいる。」
そんなことを口から溢している私は、人間ではない。
少なくとも、物理的に。
だって、蛇の神様だもん。
元人間なだけだもん。
人間の似姿で生活してるだけの化け物だもん。
ーー人間のことも化け物のことも殺している私を人間だなんてカテゴリーには入れることは正直、難しい。
馬鹿馬鹿しい。
でも、君は。
君だけは。
「違うんだよ。
絶対、化け物じゃないの。
ゴミでもないの。
鉄屑でも、機械でもないの。
貴方は"少し変わった器"を持った人間なんだよ。」