言葉にできない
できれば言葉にしたくない。
そんな状態。
高校の先輩から聞いた共通の友達の恋愛話は
想像したくないほど理解できないものだった。
付き合う前からそんな関係で
付き合ってすぐ一線を超えてしまう。
高校生ではおかしくないのかも、と半ば強引に
自分を納得させたが、やはり理解ができない。
だって一線を超えるどころじゃなかったから。
愛し合う行為ではなく、
性欲を満たすためだけの行為。
気持ち悪いと思った。
愛し合う行為自体、理解ができないのに。
みんなそうなのだろうか。
私がおかしいのだろうか。
何かあったらどうするのだろうか。
言葉にできない。
わからないことばかりで、頭がぐるぐるした。
色んな感情、考えがひしめき合い、
吐き気がした。
誰よりも、ずっと
さよなら。
そう言ってあなたは後ろを向いて歩き始めた。
私はあなたの後ろ姿を見て涙がとまらなくなった。
あぁ、あなたの後ろ姿でさえ愛おしい。
大きくて少しシャツのでているぶっきらぼうな背中。
あなたの背中に抱きついて
まだ行かないで、と言えたら。
言えたら良かったのに。
あいしてる
愛しています
誰よりも、ずっと
これからも、ずっと
すきだよ、そう毛布にくるまりながら思う。
付き合ってもいない人に
そうやって想われていたら怖いだろうけど。
恋愛感情とは少し違う。
私と君は友達だし。
でも、ふとした時に会いたくなる。
いいことがあった時は君に共有したいし、
辛くて泣いちゃう夜は君の笑顔が見たい。
何もなくてぽっかり穴が空いたような私の心に思いっきり飛び込んで、底の方から大声で話しかけてくる。
そんな君がとてつもなく好き。
だから君が私から離れようとしても私はしがみつくよ。
君がいない世界じゃ生きられないから。
こんな未熟な私だけど
これからも、ずっと友達でいてね。
好きじゃないのに
ふとした時に目が合う。
それはわたしが彼を見ているからなのか、
彼がわたしを見ているからなのか。
人からの好意が苦手なわたしは
彼からの好意を拒んだ。
それ以降彼を避けるようになって、
話しかけられても素っ気ない態度をとるようになった。
子どもっぽいことをしているって分かってるのに、
君を見ると辛くてやめられなかった。
それから三ヶ月くらい話さない日が続いたね。
今は少し話せるようになったけど、
君の視線を感じると怖くなるよ。
なんで君はまた、わたしのことを見てくるの。
君のこと好きな女の子近くにいるのにさ。
君が何考えているのか、目が合ったってわかんないよ。
怖がり
虫が怖い。魚が怖い。雨が怖い。雷が怖い。
車が怖い。電柱が怖い。テレビが怖い。
先生が怖い。クラスメイトが怖い。
先輩が怖い。後輩が怖い。
いつも笑顔の人が怖い。
いつも怒っている人が怖い。
「怖い」に囲まれて生きる。
今日もまた新しい「怖い」に出会う。
新しいが私は怖い。