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1/17/2026, 9:44:26 AM

 最近、寝付きが悪い日がある。以前はいつも、横になったらストンと眠っていたのに。眠れない日は、夜の闇が何となく落ち着かない。目をつぶっていても、得体のしれない焦りがわいてくる。

 ふっと目が覚める。いつのまにか少し眠っていた。朝の光が入るように、カーテンの端を少し開けていた。まっすぐな光が差し込んでいる。ゆるゆると体を起こして、カーテンを開けた。

 突き抜けるような空の水色が見える。冬の空はすこーんと高く、どこまでも澄んだ水色だ。
あぁ、美しい。今日も新しい一日がはじまる。


「美しい」

1/16/2026, 8:28:27 AM

 街を歩いていると、今日は妙にぼんやりしている。普通にしていると分かりにくいけれど、踏切を渡る時、横を向いて線路の先を見てみると、よく分かった。

 奥のほうがもやっとしている。夕方の日差しをバックに、もやもやとクリーム色のベールがかかっているように見える。

 たくさんの人が歩いている。自転車が通りすぎる。話しながら歩く人もいる。街はいつも通り活動的なのに、静かだ。音がないわけではない。

 音の層が平坦な気がする。ぼんやり一定のトーンの中に閉じ込められたようだ。やわらかいゼリーのようなものに包まれたところを歩く人たち。

 この人たちは、私が見えているのだろうか? はっとする。この世界はなんなのだろう。


「この世界は」

1/15/2026, 8:39:42 AM

 そう聞けたなら、よかったのに。もっと気軽に、気ままに聞いていればよかった。そうできなかったから、ややこしくなった。
 
 少しのすれ違いが、積み重なってどんどんずれ続けて、誤解が生まれたりした。これではいけないと分かっていたけれど、いざとなったら勇気がなくて聞けなかった。

 なんだか自分に自信がなかったのだ。自分がとってもちっぽけでダメに見えて、まったくカッコ悪かった。すれ違ったまま、いつのまにか一緒にいなくなっていた。

「どうして」と聞いてみればよかったのだ。もっと気軽に色々聞いてみればよかったんだ。


「どうして」

1/14/2026, 6:53:38 AM

 ずっと夢を見てたい。子どものころから思っていることがある。その道を追いかけていたけれど、途中でその道を離れた。

 夢への付き合い方を、考えなおそうと思った。夢は心の奥底にしまって、違う道に進んだ。それはそれでよかったけれど、なんだか自分を生きられていない気がした。

 夢にまた目を向けてみた。これまでとは違うやり方をしてみようと思った。楽しい。こんなに没頭できるのだ。心が満たされてくる。それがうまくいこうがいくまいが、自分が喜んでいる。

このまま、ずっと夢を見ていきたい。


「夢を見てたい」


1/13/2026, 8:16:27 AM

 ずっとこのままで…なんて思うと、目が覚める。このパターンの夢は多い。夢? 夢じゃないよね。少し頭がはっきりしてくる。夢かあ…。

 かなり、がっかりする。さっきまで見てた、あった、と思うけれど、夢なのだ。あー、幸せだったなあ。夢だけど、よい気分はしっかり残る。

 さっきのシーンを忘れないように、何度も思い返して、頭の中に刻もうとする。きちんと目が覚めていないから、まだぼんやりしている。

 また、この続きが見られるかもしれない。目を閉じてみる。ストンと眠りにおちる。でも、続きはなかなか見られないんだ。


「ずっとこのまま」

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