裏返し
裏返し。
誰にでも裏はある。それがその人の性格でもある。
表は優しいけど裏では常に他人に怯えて否定が出来ない。いつも周りを威圧している奴の裏は誰にも知りえない。
誰かに裏の自分をさらけ出せば絶対に嫌われる。
皆んなそれを分かっているから普段から別な人を演じている。皆んなは舞台に立たされた役者だ。
人生は一つの大きな悲劇の喜劇。観客もまた役者。
人生の幕を閉じる時その観客から評価を受ける。
自分は相手にとって喜劇だと思えるような人生にしたい。
さよならをいうまえに
さよなら言う前にもっと他に言うことあるだろ。
お前はいつだってそうだ。何かと都合が悪くなるとさよならって言って逃げるだろ。
だからさよならを言う前に言うことがあるだろ。
ごめんなさいだろ。てかお前誰だよ。
飯はさっき食べただろ。おじいちゃん。
いつまでも捨てられないもの
めっちゃ上手くなろうとして買ったピアノ。
マジック出来るようになりたくて買ったトランプ。
趣味で始めたスケボー。他にも沢山色んなものを買って全て飽きるか挫折するかでやめた。
もうやらないのにいつまでも部屋にある。
これを捨てたら今までの自分さえも捨てちゃうような気がした。
いつかまたやった時に好きになってまたやるかもしれない。
そんな淡い期待に縋っていた。
夜の海
夜の海。月光で光見るものを魅了する美しさを持つ。まるで海から手を差し伸べられ惹き込まれるような美しさ。母なる海。おおいなるもの。
やあみんな、今僕は夜の海に遊びに来ているよ。
「あはは待て待て〜」 「つかまえてごらーん」
みてあれなんか追いかけっこしてるよ。あんなイチャコラ見せられていい気はしないよ。リア充爆破しないかな〜
「つーかまーえた!」ぐちゃぁ…
うわカップルのイチャコラだと思ったらなんかヤバいやつに追いかけられているみたいだった!
彼氏だと思ってた奴はヤツになっちゃった!
うわこっちみてる!
「あはは待て待て〜」
うわ私も擬似カップルのスタートだ!
どんどこどんどこ走ってくる!
母なる海は全てを無に還す。僕は海に潜って泳いだ。身体をばたつかせもがくように泳いだ。
途中疲れると私は沈んだ。
海の中は暗く先は見えない。耳も聞こえない。
ばたついてもどんなに動いても何も出来ない。
無。
ただ何も無い空間にいるようだった。
どうやら僕はもう何も出来ないようだ。母なる海に合掌。
心の健康
やあみんな。皆は怪我した時どこへ行くのかい?
うん。病院だね。病院に行けば治療してもらえるしお薬だって貰える。そしたら心の病は誰が直してくれるのかな?お薬で治るのかな?
治療して貰えるの?心の病院はいつも忙しいみたいだけど余っ程の人が沢山いるんだね。いつだって必要な時にはない。
心の健康はどうすれば保たれるのかな?僕は趣味に取り組んだり寝たり食事して発散したりするよ。
不安で死にたくなったりしても寝れば明日にはどうでも良くなる。でもたまに寝ても醒めても嫌な事が脳裏にチラつくし安心出来ない時があるんだ。
私はそんなどうしようもない時はどうすればいいか分からない。ならその不安を解決すればいいじゃないか。と言われればそれまでなんだがどうしても動きたくない時だってある。なんかやる気が起きないとかそんな気分じゃないとかね。
なら時が来るのを待てばいいじゃないかと思うけどそれだとずっと不安と向き合わなければいけない。
だからどっちにしろ嫌なことには変わらないね。
ならもう助からないね。
それならもう死ぬしかないのかな?
そうすればこの不安から抜け出せるのかな?