クライネガ

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夜の海


夜の海。月光で光見るものを魅了する美しさを持つ。まるで海から手を差し伸べられ惹き込まれるような美しさ。母なる海。おおいなるもの。
やあみんな、今僕は夜の海に遊びに来ているよ。

「あはは待て待て〜」 「つかまえてごらーん」

みてあれなんか追いかけっこしてるよ。あんなイチャコラ見せられていい気はしないよ。リア充爆破しないかな〜

「つーかまーえた!」ぐちゃぁ…

うわカップルのイチャコラだと思ったらなんかヤバいやつに追いかけられているみたいだった!
彼氏だと思ってた奴はヤツになっちゃった!
うわこっちみてる!

「あはは待て待て〜」

うわ私も擬似カップルのスタートだ!
どんどこどんどこ走ってくる!

母なる海は全てを無に還す。僕は海に潜って泳いだ。身体をばたつかせもがくように泳いだ。
途中疲れると私は沈んだ。
海の中は暗く先は見えない。耳も聞こえない。
ばたついてもどんなに動いても何も出来ない。
無。
ただ何も無い空間にいるようだった。
どうやら僕はもう何も出来ないようだ。母なる海に合掌。

8/15/2024, 1:53:33 PM