クライネガ

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8/9/2024, 11:04:42 AM

上手くいかなくたっていい


やあみんな、人間共はみな「上手くいかなくたっていい」って言う。
だが私はそんな言葉今までに沢山成功してきた奴らが言う余裕のある言葉だ。
ダメな人間共にその言葉は毒だ。ダメ人間を殺す言葉だ。ダメ人間共は日々成功をする為に頑張っているだがそれでもダメなんだ。どう頑張っても何をしてもダメだ。そんな奴らほど毎日成功したいと考えている。そんな奴らに「上手くいかなくたっていい」って言われたらとてもじゃないが殺意が湧くだろう。
僕だって頑張っているのに知ったような口をきいて一丁前に無責任なことを言うな。私の努力を否定する気か?今までの頑張ってきた僕を殺す気か?
分かったのならそんな言葉吐いてないで黙って見てろ。偶に慰めてくれ。これを見た皆んなは僕の事をひねくれた愚か者だと思うだろう。




それはそうだ。

8/8/2024, 11:53:31 AM

喋よ花よ

やあみんな、今日は自然と調和しに来たよ。
みて!あそこに華蘭羽喋がいるよ!あの蝶は全長1m以上あってとても大きいのが特徴だよ。
あの蝶のエサは主に人間共を糧に成長してるんだって。そしたあそこにある花は人間吸い取り花だよ。
名前の通り、人間をおびき寄せて捕まえるお花だね。人間を取り込めば取り込むほど綺麗な花を咲かせて紅く咲くんだって!
あ!華蘭羽蝶が花に止まって中を食い荒らしてる!
ぐちゃぐちゃ、バキボキ、ベチャベチャ、口から脳漿滴らせて口を真っ赤に染めて美味しそうに食べているね。
皆も食生活には気を使おうね。それじゃ!

8/7/2024, 1:34:22 PM

最初から決まってた

人生って最初から最後まで決まってるんだって路地の土手に座ってるばっちゃが言ってた。
歯の抜けた間抜けな顔の見た目でとても愉快なばっちゃがニヤリとして言った。
てか誰?

「今こうしてオマエに会ったのも決まっているのさ。」

決まってるって誰が決めたの?

「それはこの世に生を授かった時から既に脳にある程度決められてプログラムされてるのさ…ひゃっひゃっひゃ」

何言ってるの?そんな事倫理的に許されないよ。人の人生を決めるなんて。

「その倫理ってものは誰が決めたのかね?結局はそれも誰かが決めたルールで合ってそんなもんは元より存在しないさ。」

てか誰?
私は何にも反論する事は出来なかった。
ばっちゃはそれを見てニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべた。

「ちなみに…そのプログラムを作ったのはワタシさ」

信じられないよ。そんな凄いものを作った人がなんでこんなとこにいんのさ?

「ひゃっひゃっひゃ。それもまた決められた筋書きさ。ワタシがこのプログラムを作る前からこれは観測出来てあっていずれくる事さ。」

意味が分からないよ。
そしたら僕の将来も分かるの?だって作ったんだろ?

「分かるよ。それなら話してやってもいいさ。でも未来を知るって事は今後何が起ころうとオマエは笑う事も、怒ることも、泣く事も出来ないぞ?」

ばっちゃに分かるわけないだろ?てかそんな事仮に合っても分かったらそれを未然に回避出来るし未来予知で友達に自慢できるじゃん。

「そんなら話しちゃうよ?これからオマエに起こることはな?」

そっからばっちゃの話は続いた。それはまるで1つの映画を見ているようだった。だが映画にも終わりはくる。数時間後にはばっちゃの話は終わった。

「これでオマエの人生は終わるさ。どうだい?もうこれでオマエはこの先の人生は決まったのさ。」

なんだ。私の人生普通じゃないか。まあこれで僕はもうこの先起こることは分かるからなんとでも出来るけどね。

「いい忘れてたが、オマエがどんなに変えようとしてもその先またどこかで修正が入るのさ。最初からすべて決められてるから。」

いいよ。やってやるよ。変えてやるさ。
そして僕は路地から出た。

「ま、オマエがワタシの話を聞くのは分かっていたがな。」

その後の人生は聞いた通りに順風満帆だった。
途中都合の悪い出来事は何とか変えようとした。
だがそれも次第に上手くはいかなくなってきた。
なんで?なんで?僕はこんな事してるんだ?
何故抗おうとしてるんだっけ?だってどうせ決まってるは分かってる。それにどう変えようと上手くいかない。
決められた大学に行き、決められた彼女が出来、決められたように彼女は浮気して、決められた会社に就職し、決められた女性と結婚し子供は産まれ、会社では大きな仕事を頼まれ成功し、3年後にはミスが発覚しクビになる。
最初は何度も抗おうとした。でも無理だった。その度に途中で修正がかかり上手くいかない。
僕はもう考えるのをやめ今日も決められたプログラムを実行するロボになる。もしあの時聞かなければ人生もまた違って見えたのかな?

「すべては決められていた。」

8/6/2024, 2:31:08 PM

太陽

やあみんな、人類は衰退しつつあるけど人類を常に見守り支えているものって何か分かるかな?
自然?地球?母なる大地?笑えるね。
正解はそう、常に僕たちの上から見下ろし照りつける太陽だね。
て事で私は今から太陽に成り代わります。そして僕は天から君達を見下ろしその愉悦を楽しむよ。
そしたら早速ロケットに乗って宇宙に行ってくるよ。


ロケット内は無重力状態で液体も球体になってふわふわしているね。とても愉快愉快、でもこうしている間も私は夜もすがら本当になれるのか漠然とした不安に駆られるのだ。あのお天道様に成り代わることは出来るのかな?
うわ!考え事してたら液体が顔についちゃった!
ガボガボガガ…溺れ…溺…
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8/5/2024, 10:55:04 AM

鐘の音


ゴウーンゴウーン
やあみんな。終末の日が近づいてきたね。天使が鳴らす鐘の音は9回鳴らされると世界は滅びるってね。そして今日が8回目だ。
きっと明日には終わるだろうね。
みんなは明日までにやりたいことは終わらせたかい?
僕は今から慌ててやろうにも考えてみたけど何にも思いつかなかったさ!
ゴウーンゴウーン
あれ、鐘の音が聴こえるね。どうやら今日は終末日だ。
そしたら皆、また明日も会えるといいね!
それ…

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