題【言葉はいらない、ただ…】
「私は、コミュ障だと自分でも思います。」
「そーかな?だけどすみれはふうまと付き合って、コミュ障はちょっと良くなってるじゃん?」
「そんなことないです!あと、恥ずかしいので、学校ではあんまりふうまの話を出さないで下さい!」
「え~!面白くないな。」
「葵は良いですね~。誰にでも話しかけてもらえて。」
「なにそれ💢私、自分から頑張って話しかけてるんだけど?」
「はい、はい、そうなんだ~。」
「なんか、イライラするな!」
「あはは!」
「でも、大切なのはもちろん言葉もだけどさ…。」
「そっか。たしかに、そうですね!」
「すみれ、今日、一緒に帰らない?」
「ふうま!?私、ですか?」
「もう、彼女なんだし!頼む!」
「まぁ、私も帰りたかったし、良いですよ。」
「よっしゃ!」
「おー!良い感じじゃんすみれ!じゃあ。私はお邪魔しないように帰ろっかな。ばいばい。」
帰り道、私は葵に言われたことを考えていた。
ー言葉もだけどさ、行動も大切じゃない?言葉だけじゃないと思うよ?ー
そうだね。たしかにそうだ。
でも、コミュ障も少しずつ克服しないといけないのです。
私の今年の目標!
「ふうま、あの、その、いつもありがと。」
「ん?急にどうしたの?」
「なんか、言いたくて。いつもツンデレで、本心はあんまり言ったことないなって!思った、から。」
「そっか。じゃあ、俺が今日からすみれのコミュ障を克服するために協力するな!」
「ありがとう。」
ー言葉じゃない、行動も大切ー
よし!頑張っちゃうよ!葵。
題【突然の君の訪問】
登場人物
⬇️
すみれ…ふうまと幼馴染み。実はふうまが好き
葵…すみれの親友!すみれがふうまのことを好きなのを最近知って、くっつけようとしている
ふうま…すみれの幼馴染み。ふうまもすみれが好き!?
??…ふうまが大好き。すみれをライバル意識しているらしい
ーあらすじー
「は?あの女だれよ!私の好きなふうまと仲が良い!ムカつく!明日、覚えてるのよ!」
新しい人物登場!?いったい誰なんだろう?
でも、ふうまは譲る気はありませんから。
「おはよ。すーみれ!」
「あっ。おはようございます!葵。」
「おはよう!すみれ。」
「朝からふうまと話さないといけないの?」
本当はめっちゃ好きだから毎日でもお話をしたいけれど、恥ずかしくて、ついツンデレになっちゃいます。
「すみれは俺と話したくないのか~!」
「ちょ!違うし、大声で言わないで下さい!?」
「このクラスにすみれという女はいるの?」
突然の訪問にクラスの全員が固まっている。
「わたくしは、きみです。すみれ、前に出てきなさい。」
「えっ。私?なんか怖い。余計なことしたかな?」
どうしよう。どうしよう。行くべき?
「すみれ、俺も一緒にいくよ。ほら。」
手を差しのべてくれたふうまはやっぱりかっこよく見えた。
「うん。ありがとうございます!」
「で、お前、誰だよ?」ふうま!?口調が!?
「わぁ。やっぱりふうまさんはかっこいい❣️」
「は?」
「わたくし、ずっとふうまさんに片想いをしていたんです!だから、じゃまなすみれをふうまの横からどかしたいなって!」
「ふーん。よーく分かったよ。つまりお前はすみれと俺をくっつけたいないみたいだな?」
「はい!さすが。ものわかりが良いですね!」
「そっか。でも大丈夫ですよ?私とふうまはただの幼馴染みですから。」
「え?なにいってるの。すみれ好きって…。」
「じゃあ、俺とすみれが付き合ったらどんな反応をするのかな?」
「嫌。許さない!でもまだ付き合ってないし!勝ち目あるし!」
「ないね!」 「は!?」
「俺は、そんな人を陥れるような人のことを考えないのは嫌いだね。」
「え。嘘…。」
「という事で、すみれ、ずっと前から好きだ!俺と付き合ってくれ!」
「へ!?わ、私?いいの?私なんかで。」
「うん。すみれが良いな。」
「喜んで!私からもお願いします!」
「すみれ、良かったね!夢かなった!」
「ありがとー。葵~!」
葵以外のみんなもお祝いしてくれてる。
「最、悪。覚えてなさいよ!すみれ!許さないから。」
そう叫びながら、きみちゃんは走っていった。
「ふうま&すみれカップル登場!おめでとう!」
「これからよろしくね!」
「はい!」
ー終わりー
題【雨に佇む】
私は、なんでこんなに悩んでいるのでしょうか?
「ん?あれ、天宮か?なんであんなところに?」
「好きな人が…も。でも…だし、うーん。」
雨の音で何も聞こえない。
「おーい!天宮、なにしてるのー!!」
「えっ!?村上くん、の声がします。」
「こっち、こっち。」
「なんでですか?」
「天宮が見えたからかな。悩みごと?俺で良かったら聞こうか?」
「へ!?だ、大丈夫です!」
「でも、こんな道の真ん中で雨の中佇んでるし。」
だって、考えていたのは村上くんの事、ですし、こんな相談したら、私が告白するようなものだし…。
「とりあえず、風邪引くからさ、傘さしなよ?」
「あっ!あれ、傘がないです。どこにやったのでしょう?」
「じゃあ、はい。帰るか~!」
「えっ、私今なにして!?これが噂の相合い傘というものですか!?」
好きな人と相合い傘って、えっ!?
夢?これは夢なのか!?どうしよう。顔が赤くなってるかもしれないです!
何か、天宮そわそわしてるな。大胆すぎたか?
好きな人に風邪ひいてもらいたくなくて、ついやっちゃった!
「ちょっと、視線が痛いです…。」
「あ、ごめんねー?俺といると視線がめっちゃ集まっちゃうね。なんでだろーな?」
「さすがの、学校で1番のイケメンです。」
「学校で1番なんだ。初めてしったよ。」
「こんなのと、幼馴染みはきついです。」
(比べられそう。)
「えっ!天宮もめっちゃ可愛いじゃん!」
「はぁ!?か、可愛いって。」
「あっ。ごめん!忘れて?」
「忘れないです。」
「俺の黒歴史できたわ(笑)」
「あっ。私、家ここだから、ありがとう。傘に入れてくれて。」
「全然いーよ?ばいばい!」
「うん。じゃあ。またね!」
ぱたん!
「やばい!めっちゃ緊張してた~。余裕ぶってたけど。」
題【私の日記帳】
「私の日記帳の内容ですか?」
「うん!俺も書いてみようかなって。」
「そうですかー、まぁ頑張ってください!」
付き合うきにもなれなかった私は、帰ろうとした。
「えっ。ちょっと待ってよ!」
「えー。」
「なんで帰ろうとした?」
「なんか、めいどくさいなって思いまして…。」
「お願いだよ~!すみれ、な?」
「あー、もう分かりました!」
「えーと、書く内容は、推し事の内容や、その日にあった出来事、習い事の事や、好きな人との事とか…、あとは、、、」
「も、もう分かったから!ありがと。」
「あ、書くのが趣味だったので、早口になっていました!」
「てか、すみれって好きな人いるのかよ!?」
「…?私、好きな人の事言っちゃった!?」
最悪だ。
「でも、今さらなの?みんな、もう知ってますよ。」
「そーなの!?えっ、もしかして俺、とか!」
「ないです。」
「即答かよ!!」
「本題に戻ってください。」
「あ、ごめんごめん。」
「あっ!じゃあ、今日、すみれと話した事を内容で書いてみるわ!」
「えっ、やめ!恥ずかしいです!」
「じゃあな!」
「待って!!えー。」
教室が一気に静まり返った。
その中、1人の○○がすみれを睨み付けていた。
「は?あの女誰よ!私の好きなふうまと仲が良い!ムカつく!明日、楽しみにするのよ。」
「?なんか、怖い視線が向けられている気が。」
気のせい?か。
帰ろ。
あの人は誰!?続きはあるのかな?(笑)
題【向かい合わせ】
「男女の2人組をつくって~。次の授業までにな」
いきなり先生がそんな事を言いました。
「え~、どうしよ!ふうまと組みたい~!」
「分かる~!!」
やっぱり、ふうまは人気者ですね。
「誘えるような人もいないし、どうしましょう?」
次の授業までに男女ペアって!
「すーみれ!決まった?」
「葵~どうしましょう?組む人なんていませんよ。」
「私はもう決まったけど?」
「え!?私だけ、決まってないのですか?」
「ん?かもね!」
「ねぇ、すみれ!」
「またふうまですか!?」
「あの、良かったら、次の授業のペア、すみれが良いかなって思って…。」
「えっ!なんで?ふうまなんか一緒にやる人は数えきれないほどいる…、」
「すみれ、OK出してあげなって。どうせやる人いないでしょ?好きな人だよ!?」
小声で葵にそんな事をいわれました。
「まぁ、組む人がいないのなら。分かりました。」
「やった!」
「声大きいです!!」
わぁ、みんなに睨まれてる。だからOK出したくなかったのに。
「ほら、いくぞ?遅れる。」
「あっ、すみません!てか、一緒にいく意味はないと思うのですが?」
「良いだろ?俺が一緒に行きたい!」
「そんな、素直に言わないで下さい。」
向かい合わせでやったら、緊張どころではないですって!
好きな人ですよ!?無理 無理 無理!!
ダンスの練習だったなんて~!
しっかりと先生の話を聞くべきでした~。