題【私の日記帳】
「私の日記帳の内容ですか?」
「うん!俺も書いてみようかなって。」
「そうですかー、まぁ頑張ってください!」
付き合うきにもなれなかった私は、帰ろうとした。
「えっ。ちょっと待ってよ!」
「えー。」
「なんで帰ろうとした?」
「なんか、めいどくさいなって思いまして…。」
「お願いだよ~!すみれ、な?」
「あー、もう分かりました!」
「えーと、書く内容は、推し事の内容や、その日にあった出来事、習い事の事や、好きな人との事とか…、あとは、、、」
「も、もう分かったから!ありがと。」
「あ、書くのが趣味だったので、早口になっていました!」
「てか、すみれって好きな人いるのかよ!?」
「…?私、好きな人の事言っちゃった!?」
最悪だ。
「でも、今さらなの?みんな、もう知ってますよ。」
「そーなの!?えっ、もしかして俺、とか!」
「ないです。」
「即答かよ!!」
「本題に戻ってください。」
「あ、ごめんごめん。」
「あっ!じゃあ、今日、すみれと話した事を内容で書いてみるわ!」
「えっ、やめ!恥ずかしいです!」
「じゃあな!」
「待って!!えー。」
教室が一気に静まり返った。
その中、1人の○○がすみれを睨み付けていた。
「は?あの女誰よ!私の好きなふうまと仲が良い!ムカつく!明日、楽しみにするのよ。」
「?なんか、怖い視線が向けられている気が。」
気のせい?か。
帰ろ。
あの人は誰!?続きはあるのかな?(笑)
題【向かい合わせ】
「男女の2人組をつくって~。次の授業までにな」
いきなり先生がそんな事を言いました。
「え~、どうしよ!ふうまと組みたい~!」
「分かる~!!」
やっぱり、ふうまは人気者ですね。
「誘えるような人もいないし、どうしましょう?」
次の授業までに男女ペアって!
「すーみれ!決まった?」
「葵~どうしましょう?組む人なんていませんよ。」
「私はもう決まったけど?」
「え!?私だけ、決まってないのですか?」
「ん?かもね!」
「ねぇ、すみれ!」
「またふうまですか!?」
「あの、良かったら、次の授業のペア、すみれが良いかなって思って…。」
「えっ!なんで?ふうまなんか一緒にやる人は数えきれないほどいる…、」
「すみれ、OK出してあげなって。どうせやる人いないでしょ?好きな人だよ!?」
小声で葵にそんな事をいわれました。
「まぁ、組む人がいないのなら。分かりました。」
「やった!」
「声大きいです!!」
わぁ、みんなに睨まれてる。だからOK出したくなかったのに。
「ほら、いくぞ?遅れる。」
「あっ、すみません!てか、一緒にいく意味はないと思うのですが?」
「良いだろ?俺が一緒に行きたい!」
「そんな、素直に言わないで下さい。」
向かい合わせでやったら、緊張どころではないですって!
好きな人ですよ!?無理 無理 無理!!
ダンスの練習だったなんて~!
しっかりと先生の話を聞くべきでした~。
題【やるせない気持ち】
私は、集団行動がとても苦手な、さら、小学6年生です!
だって、やるせない気持ちになることが多い気がするの。
こうしたいのに、上手く進まなく、イライラするって言うか…。
上手く伝わらない!
とにかく、やるせない気持ち!
どうにかしてでも、まとめたい派なの。
みんなはどう?
なんか、物事が上手く進まなくて「もう!」ってなることない?
(共感できるかな?(笑))
私は一人でこつこつ進める方がらくなんだ~!
まあ、生きてる以上、苦しい思い、辛い思い、嬉しい思い、イライラする思い、楽しい思い、ドキドキする思い、色々な感情があると思うんだ。
でも、様々な感情があるからこその、人間だと思うの。
上手く付き合っていかないといけないもの、かな。
題【海へ】
「海へ、レッツゴー!」
私は、海へ行ったことがないのです。
だから、初めてできた男子の友達、そうしに、海に連れていってもらうことにしました。
「乗り物、大丈夫?」
「はい!酔わないです!」
「分かった。酔ったらいつでも言ってね。」
「はい!」
男の子とお出掛けなんて初めてですわ。
なんか、緊張します。
「外の景色はとっても綺麗ですね!」
「そうだね!たしか、もうすぐで着くはず…。」
ガタンゴトン ガタンゴトン…
プシュー ゴトン
「着いたのですか?」
「うん。着いたよ!」
「わー!!綺麗です。広い。本当に青い!」
「行ってみよう。向こうに。」
「えっ! 」
自然に手を握られた私は、たぶん、ものすごく、顔が赤くなってると思います!
題【裏返し】
周りが緊張の空気の中、私は一人、裏返しのプリントを眺めていた。
「それでは、始め!」
ペラ! カタカタカタ!
とても静かな教室にシャーペンの音と、紙のめくる音が聞こえる。