題【麦わら帽子】
夏が来た!
彼女が被っている麦わら帽子を見ると、改めて感じるな。
可愛い、正直に言って。
風に吹かれて、特徴的な長い綺麗な髪が帽子の下でなびいている。
うっかり見とれていたら、彼女が、「どうしたのです?」と聞いてきた。
「あぁ。ごめん、可愛いなって。」
俺は、ものすごく緊張していたのに、余裕ぶってる振りをした。
「は、はぁ!?」
急に何を言っているのですか!?
「あはは。照れてる!」
やべ。攻めすぎたかな?めっちゃ、顔が赤くなってるんだけど!
「まぁ。ありがとうございます。」
凄い嬉しいけど。緊張してしまって。
「貴方もかっこいいですよ?」
言ってます!言っちゃったよ!?
「えっ!あっ、ありがとう。」
仕返しかよ!もう!
「あんたも照れてるじゃん!」
「べ、別に照れてない!」
恥ずいんだけど!
「よーし!アイスを食べいきましょう。」
この時間を楽しみたいです!どうせなら。
「あっ、待てよ!」
夏、楽しいな。
題【終点】
キキー…!
「あ!」
ドン!
「キ、キャー!」
痛い!あーもう、車に跳ねられてしまいました。
全身が痛みますわ。えへへ。
「ねぇ、大丈夫?ねぇってば!すみれ!返事をして!」
?
「ねぇ!もう!」
だから大丈夫だって言ってます。
「とりあえず、救急車を!血が!」
どうしよう。どうしよう。
友達だけど、助けれるの?やるべきことは…!
「ここは、どこでしょうか?あれ?生きてる。」
「電車だよ。人生の終点。」
「はっ?何をいっているの?」
「だから、君は死んだっていってんの!」
「あは、あはは!何をいっているの、本当に。だって、貴方と話しているでしょう?」
「だって僕は死神だもん。君を案内しに来た!」
「案内って、どこにです?」
「それは、あの世に決まってるじゃん!」
「え、はぁ?」
「ほらほら、早く行くよ?」
「えっ!ちょ、やめてください!」
私は、死神といってる人に強く腕を引っ張られ、電車に連れ込まれそうになったとき。
「すみれ!乗ったらだめ!私の手を取って!」
「この声は?聞き覚えがあります。」
「だめだ!これが終点なんだよ!」
私は、無理やり、彼の手を振りほどいた。
「ん?」
「えっ!?起きた!すみれが起きた!」
「ま、や?」
「そうだよ、そう。」
「彼女がすみれさんを助けてくれたんですよ。」
「えっ!」
「彼女の正しい判断のお陰で助かりました。」
「そうなの?ありがとう、ありがとう!」
あの時、助けてくれたのは。きっと。
本当に、ありがとう。
題【上手くいかなくたって良い】
「はぁ。なんで私はなにもできないのでしょう。」
最近、私は思い通りにいかないことが多いのです。
「どうしたの?大丈夫?」
「あぁ。隼人ですか。」
隼人は、私の一番の幼馴染みです。
「元気ないね。嫌なことでもあった?良かったら聞くけど?」
「良いのですか?」
「うん。気持ちが軽くなるなら。」
「あの、…なんです。」
「えっ!それだけ?!」
「それだけとは失礼な!」
「あはは!ごめんごめんって。」
「うっ、もう!」
「でもさ、誰が完璧じゃないといけないって言ったの?」
「っ!それは!知らないですけど…。」
「でしょ。でないよね。完璧じゃなくて良いんだよ。」
「えっ。」
「うん、上手くいかなくたって良い。自分らしくいることが大切なんだ!」
「っ!です、ね。何を根拠に悲しんでいたのでしょうか。」
「完璧な人間はいないよ。」
「そうですね!ありがとうね。隼人!」
「そっか~!すみれが元気になってよかったよ!」
あ~、やっぱりすみれは可愛いな~!
良いやつかも?隼人も。少しかっこ良かったです。
題【蝶よ花よ】
蝶や花、自然は、私に居場所をくれたの。
とても、暖かくて明るいけど、言葉では表せないような感じ。
とても綺麗な…何だろう?
「生まれ変わったら蝶になりたい。」
って私は、何をいっているんだろう?
題【最初から決まってた】
生まれたときから、未来は決まっていると私は思うわ。
そう、生まれつきの才能は決まっているのです。
でも、努力しだいで変えることができると私は思っているの。
例えば、芸能界にいきたい人はコミュ力を上げる、みんなにはできないような技を身につける。
勉強ができなかったら学習を頑張って、成績を上げる努力をする。
必ず努力が報われるの?と聞かれると、ええ。とは言えませんが、やらない人よりは断然上です!
やらなかったら、絶対に結果が出ることはありません。
でも、行動をすると、良い方に行くと思うの。
だから、頑張りましょう。私も頑張りたいの。
最初から決まっていても、未来を変えることはできるわ!
生まれつき才能を持っている人は一握りなんだから。
貴方は貴方らしさの才能がある。
だから、大丈夫です!