粉末

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2/14/2024, 11:55:13 AM

相変わらずだね。
そうかい?
年々増えている気が。
かもなあ。
まあお返しが大変そうだから羨ましくはないけどね。
ふふ、そうか。
嘘。羨ましいです。
うむ、それで?
どうか御慈悲を。
素直な良い子だ。そら、手を出しなさい。
ははーっ。ありがたき幸せ。
味わって食べたまえよ。

チョコレートの山のてっぺんに君臨するあんたの心は
人知れず僕の手の中にあるという。
はは、ざまあみろ。



バレンタイン

2/13/2024, 12:29:06 PM

好きです。
知ってる。
ちぇっ。
こらこら。
待っててよ。次こそは。
ああ、次こそな。

今日もまた踏み出せなかった。
あと一歩踏み出せばそこにあるだろう幸せを
この臆病者は何度掴み損なったのだろう。

次こそ、次こそは。

すまない。その時まで
君も待っててくれ。



待ってて

2/12/2024, 2:05:41 PM

これでもかとふわふわに泡立てられたカフェオレを
ちょっとずつ味わう君。
鼻の頭に置き去りにされた泡には気付かない。
教えるなら今だがこんな君はなかなかレアだ
可愛いすぎてもうちょっと眺めていたい。
いやでもしかし
顔を赤くして恥ずかしがる君も絶対に可愛いから
やっぱり言ってやろう。
からかいすぎるときっと怒るだろうけど
その顔もまた可愛いと



伝えたい

2/11/2024, 2:09:45 PM

君と出会った時のことを覚えているよ。
春の優しい風を運んできてくれた女神のようだった。

そうそうあの店で君は好きなことやものを話してくれた。でも俺は可憐な君に夢中で話がほとんど頭に入って来なかった。このまま時が止まってほしいと思ったよ。

初めてふたりきりの夜を過ごしたとき君はいっとう可愛かったな。子うさぎのようにぷるぷる震えて俺にしがみついてさあ。もう。
ああそうだな。そうだとも。
すきだよ。あいしてるよ。きみがだいすきなんだ。


もういい。もうわかったから。帰ろう。
やめてくれ。見せ物じゃない。
覚えていろ。この酔っぱらいめ。
明日はあんたが辱めを受ける番だ。




この場所で

2/10/2024, 12:30:46 PM

誰もがみんな君の才能と美しさに嫉妬しているのさ。
ああ慰めなんかじゃない。
そして誰もがみんな俺を羨んでいる。
君とこうして抱き合えるのだから。
俺なら平気だよ。
こんなかすり傷程度で君を独り占め出来たんだ。
だからほら泣かないで。笑っておくれよ。
世界中の誰もがみんな優しい君の笑顔を望んでいる。
本当さ。



誰もがみんな

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