卯波 稟

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1/21/2024, 10:06:26 AM

【特別な夜】
恋人(きみ)と居る夜はどんな夜よりも楽しい。

1/14/2024, 12:22:30 PM

【どうして】
『どうして!ねぇどうして!………僕を置いて逝くの』
今日僕の恋人が死んだ。
死因は車の信号無視による事故だったそうだ。
僕は日が暮れるまで泣き続けた。

1/13/2024, 11:36:31 AM

【夢を見てたい】
「好き」
「好きだよ」
「……だいすき」
『早く起きなさーい!』
僕はお母さんの呼び声で起きた。
制服に着替えた後髪をセットしようと洗面所に行って鏡の前に立った。
そこに写ったのは気持ち悪いくらいにやけた自分の顔だった。
『なんで?…なんでこんなにやけてるんだ?…』
そう思い僕は夢を無理矢理に思い出そうとした。
最初は全く思い出せなかったが僕は時間が経つにつれて少しずつだけど思い出してきた。
その夢はいつもはツンツンしている僕の恋人が好きや大好きを言っている夢だった…気がする。
『んへへ』
思い出すとせっかく戻って来た顔がまたにやけ出してきた。
『あ〜あ続き見たかったな…』

1/10/2024, 12:24:57 PM

【20歳】
"お互い20歳(はたち)になったら今日僕らはここで会おう!会った時の合言葉は誕生日おめでとう"
そう親友と約束をし僕たちはそれぞれの道へと進んだ。
当時の僕は本当にそんな約束が守られるとも思ってなかっだろう。
僕は今親友をお酒を持ちながらざっと1時間くらい待っている。
親友は昔からそうだった。
『お〜い!20歳(はたち)の誕生日おめでとう!』
やっと親友が来た。
遅れて来た癖に謝りもせず手をぶんぶん振って嬉しそうに合言葉を言いながら走って来る。
『誕生日…おめでとう20歳(はたち)の』
親友は息を切らせながら近づいて来たあともう一度合言葉を言った。
『うん僕からも20歳(にじゅっさい)の誕生日おめでとう』
僕達はお互いに持って来たお酒を飲みながら日が暮れるまで話し続けた。
そう言えば、昔からずっと親友は変わらないな…

12/18/2023, 11:53:26 AM

【冬は一緒に】
『ねぇ!クリスマス空いてる?』
そう僕の恋人は言って来た。
嬉しかった。
だけど僕は少し考えた。
僕は毎年家族とクリスマスは過ごしているからだ。
今年くらいは、恋人優先した方がいいのか?……
そう僕がぶつぶつ考えてるうちにも恋人は返事が待ち遠しそうな目で見つめてくる。
僕は思わずうんと言ってしまった。
すると恋人は満面の笑みでありがと!と言ってどこかへ行ってしまった。
今年の僕のクリスマスは恋人と過ごすようだ。

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