卯波 稟

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【夢を見てたい】
「好き」
「好きだよ」
「……だいすき」
『早く起きなさーい!』
僕はお母さんの呼び声で起きた。
制服に着替えた後髪をセットしようと洗面所に行って鏡の前に立った。
そこに写ったのは気持ち悪いくらいにやけた自分の顔だった。
『なんで?…なんでこんなにやけてるんだ?…』
そう思い僕は夢を無理矢理に思い出そうとした。
最初は全く思い出せなかったが僕は時間が経つにつれて少しずつだけど思い出してきた。
その夢はいつもはツンツンしている僕の恋人が好きや大好きを言っている夢だった…気がする。
『んへへ』
思い出すとせっかく戻って来た顔がまたにやけ出してきた。
『あ〜あ続き見たかったな…』

1/13/2024, 11:36:31 AM