「寂しさ」
あなたに会えない時の寂しさ。
どうやっても自分では埋められない。
あなたが毎日一緒にいてくれたら幸せなのに。
「冬は一緒に」
冬は一緒にイルミネーション
冬は一緒にお鍋
冬は一緒にお風呂
冬は一緒におこた
冬は一緒にアイスクリーム
そうだった、あなたは甘いものが苦手だった。
だから、冬は一緒にあたたかいお茶を飲もう。
「とりとめもない話」
長年恋人のいなかった私にはある夢があった。
それは、恋人と何気ない日常を過ごすことである。
私はとってもおしゃべりで、小さい頃はよく母に
「あんたは口から生まれてきた。」と言われた。
つまり、私の何気ない日常とはおしゃべりなのだ。
好きな人とたくさんとりとめのない話をする。
なんて幸せなことだろう。
でも、私を好いてくれたあなたはとても無口だった。
いつも私が1人で喋っていて、返事がない。
時々、物足りないと思ってしまう。
けれども、返事がない代わりに頭を撫でたり、
手を握ったり、肩を抱き寄せたりしてくれる。
これが私とあなたのとりとめもない話。
「風邪」
夏の初め、私は喉の風邪を引いた。
口を開けて寝た為に使い始めたばかりのエアコンに喉をやられてしまったのだ。
唾を飲み込むだけでも激痛が走る。
一人暮らしの体調不良に心細くなっていると、
ピコンと、1件のメッセージが届いた。
あなたからだった。
「最近連絡ないけど大丈夫?元気?」
「風邪ひいちゃったよ、喉痛い。あなたは元気?」
「僕は元気だから心配しないで。
最近、頑張ってたからね。僕知ってるよ。
毎日遅くまで残業して、人間関係も辛いのに
頑張って耐えてたこと。知ってるよ。
無理しちゃったんだね。だからその分ゆっくり
体を休めてね。本当は今すぐ行ってあげたいけど、
できないから、その分自分を労るんだよ。
お大事に。心細い時はいつでもメッセージとか
電話してね。」
風邪の時くらい、あなたにたくさん甘えたい。
そんな言葉を飲み込んで私は眠りにつく。
またあなたと元気に遊べることを夢見ながら。
「雪を待つ」
私は雪が嫌いだ。寒いし、道路状態は悪くなるし、交通機関にも影響が出る。
でも、出会って最初の冬、あなたと雪の日に雪だるまを作った時から雪も嫌いじゃなくなった。
今年はいつあなたと雪遊びができるだろうか。