秋晴れ
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今日は私の魔法学校入学の日
ここまで、本当に長かった
だが無事入学できた
秋の綺麗な晴れが
私を応援しているように感じる
今日は空が高い
私の希望も空のように高い
忘れたくても忘れられない
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『あんな酷い別れ方信じられない』
大っ嫌い
大嫌いなのに ...
忘れたいのに ...
顔も見たくないし
声も聞きたくない
それなのに
思い出してしまう
貴方との思い出
楽しかった頃の思い出
貴方がまだ生きていた時の思い出
やわらかな光
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痛い ...
あと少し、あと少し...
「 頑張れ、あとちょっだよ! 」
痛みのあまり
強く目を瞑った
あたりがしんと静まり返った
周りの家族が見守っている
その数秒の沈黙が
何時間にも感じられた
「 おぎゃぁぁぁぁぁ!!! 」
室内に元気な泣き声が響き渡った
やっと 生まれた ... !
嬉しくて
泣きながら赤ちゃんを抱えた
その新しい命を授かった
赤ちゃんの瞳は
やわらかな光に輝いていた
鋭い眼差し
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ある暑い夏の夜
腕に1匹の蚊が止まった
ビックリした俺は蚊を叩いてしまった
蚊は何処かへ逃げていった
「ったく、なんだよ
蚊なんて○ねばいいのに」
そう呟いたその時
寒気がした
何かに見つめられている様な気がする
振り返ると水に写った自分が居た
水に写った自分が子供姿だった
その時、子供の自分が言った
『 蚊も自分と同じ命
人間と同じ命 』
『 何かを 殺せば 人間を殺したのと同じ 』
訳が分からず
ぽかんと子供の自分を見ていると
『 何かを傷つける事は自分を傷つけるのと同じ
もう、僕を傷つけるのはやめて...!』
「 ごめん...ごめん.... 」
僕は泣き崩れた
高く高く𓂃 𓈒𓏸𑁍
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未来の理想は高い
彼氏の理想も高い
学業の理想も、健康の理想も
高く高く
考えてた。
こういう流れだと叶わないのが普通
けれど、本当にその理想になると信じていれば
その高い理想が現実となる
同時に高い現実が
自身の首をしめることなるかもしれない
それでも
理想は、いや現実は
高く、高く
在りたい