鋭い眼差し
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ある暑い夏の夜
腕に1匹の蚊が止まった
ビックリした俺は蚊を叩いてしまった
蚊は何処かへ逃げていった
「ったく、なんだよ
蚊なんて○ねばいいのに」
そう呟いたその時
寒気がした
何かに見つめられている様な気がする
振り返ると水に写った自分が居た
水に写った自分が子供姿だった
その時、子供の自分が言った
『 蚊も自分と同じ命
人間と同じ命 』
『 何かを 殺せば 人間を殺したのと同じ 』
訳が分からず
ぽかんと子供の自分を見ていると
『 何かを傷つける事は自分を傷つけるのと同じ
もう、僕を傷つけるのはやめて...!』
「 ごめん...ごめん.... 」
僕は泣き崩れた
10/15/2022, 1:19:55 PM