ツユクサ

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1/27/2025, 10:28:29 AM

お題『小さな勇気』

小さな勇気は沢山必要だ。誰かに席を譲る時。はじめましての人に話しかける時。好きなものを聞く時。
小さい勇気が沢山集まると、いつか幸福になる。

1/26/2025, 11:30:13 AM

お題『わぁ!』

上からひょこ、と顔を出したら、きんっ、とする君の声を浴びてしまった。それも束の間で、あはは、と笑うと、君は「びっくりしたな、もう」と少し怒りを含みつつ、呆れた声を出した。
「お前、髪長いからびっくりすんだよな…。」
「お化け的な?」
おちゃらけて肩をすくめると、「貞子」と即座に返ってきた。言葉選びの容赦のなさに笑う。
「ウケる、テレビから出てきてやろうか。」
「おう、出てきてみろ。押し返してやるからな。」
こうやって、と言いながら私の背をグイグイと押す。「やめてよお!」なんて笑いながら足を進めた。

1/25/2025, 10:53:06 AM

お題『終わらない物語』

大切な人との物語は、ずっと終わって欲しくない。あとがきなんて、書きたくない。

けれど、いつかどこかで終わりが来る。

「またね」も言えないまま、突然終わるかもしれない。
大切な人の居なくなった物語は、とても寂しい。
いつもそこに咲いていたはずの花が、突然次の日刈り取られてしまったような寂しさを覚える。

そしてそれを知る人は、世界で私だけのような心持ちになる。日記をつけた時のような密かな孤独が、足元に立ち込めるのだ。

終わらない物語なんてこの世にはない。
終わるから、人は物語を読みたがる。
せめて、良い終わりの物語を紡ぐことが出来るように、人との一瞬を、大切にしていきたい。

1/24/2025, 10:08:51 AM

お題『やさしい嘘』

私はやさしい嘘を沢山つかれてきた。

「それ面白いね」「興味あるよ」「今度読むね」
本当は相手にとって興味があるものではないのが、その一言でどことなく察せてしまう。今後、恐らくは私が勧めたからという理由で興味を持っては読まないであろう。

私が傷つくだろうと思ったから、悲しい思いをすると思うから。
話が続かなくなるから

沢山周りにそういう嘘をつかせてしまった。分かっても、それを指摘したりしなかった。それが優しさだと思うから。つかれた嘘に、応える為に。

1/23/2025, 10:16:29 AM

お題『瞳をとじて』

いる所はどこだろう。会える人は誰だろう。聴こえる音はなんだろう。

みんなそれぞれ違うと思う。
私は目を閉じたら親友の顔が浮かぶ。仕事の愚痴を言ったり、SNSで見かけたニュースや、おいしい紅茶のお店の話をする親友が浮かぶのだ。

瞳を閉じることは、きっと、心に最も近づくための一歩。

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