お題『あなたへの贈り物』
「大好き」「あなたと会えて良かった」と伝えながら花を渡すことが、私にとって最上級の贈り物。
お題『羅針盤』
昔、父から羅針盤を貰ったことがある。ちょっとだけ高そうな、でも落ち着きのあるシックなデザイン。
それを持って、近所を探検ごっこするのに一時期ハマっていた。
見慣れた景色に、少し彩りが加わって、大変楽しかった。
コンクリートも、小川のような溝も、公園も。
ひとつ変えるだけで、世界がちょっと、楽しくなる。
お題『明日に向かって歩く、でも』
それは、怖い。
今日有耶無耶になったことが、霧のように、明日中ずっと足元に付きまとってきたら。
それに気を取られて、転んだり、失敗したら?
明日のことを考えると、気が滅入る。心がぐちゃりと、紙を手に収めた時のような音がしそうになる。明日は明るいだけじゃない。
明日も今日と同じとは限らない。
不確定が沢山あって、怖い、嫌だ、ということも沢山ある。
それでも、昨日に戻ることは難しいから。
怖いけど、明日に向かって、歩く。
そのもっと先で、「明日が来るのが楽しみ」と思うために。
お題『ただひとりの君へ』
きみは世界でひとりだけ。
君が生み出す言葉も、描き出す絵も、文字も、声も、手のひらも、全て君以外からは発せられない特別なもの。
世界でたった一つの宝物。
そのたったひとつに逢えた人達はみんな幸運だ。
出逢ってくれてありがとう。
お題『手のひらの宇宙』
手のひらに乗るもので、宇宙と言えば、なんだろう、とおもった。
そもそも、宇宙ってなんだ。
てっきり、地球を含めた星々の浮かぶ、気が遠くなりそうなほど広い所だと思っていた。
なのに、これは天文学的な考えに近いらしく、どうやら学問ごとに意味が違うらしい。ううん、難しい。
でも、みんなが想像するものが違うって不思議だ。
もしかしたら、手のひらに乗る石鹸を宇宙という人もいるかもしれない。
ある人は毛糸を宇宙と言うかもしれない。ある人は猫を宇宙と言うかもしれない。
それってすごく面白い。そういう人に出会えたら、自分の宇宙がさらに広がるかもしれない。