お題『まだ見ぬ景色』
私は見た事がない景色が沢山ある。
オーロラ、氷山、砂漠、深い深い海の中や、アンコール・ワット、モン・サン・ミッシェル、テカポ湖の星空は勿論、地元では有名な所や、気になっているお店の内装まで。
私はまだ見たことがない。
検索したらいいよ、と、私の好奇心をすぐに満たせるよう、そう教えてくれる人もいる。
それは分かっているのだ。
それに、上記の所は確かに、知っている。
どんな所なのか、だいたいどこにあって、どのような光景が広がっているのかは分かっている。
でも、私はまだそれらの景色をきちんと見てはいないと思う。
その場に行って、初めて、見た、と言えると思うのだ。
だから、いろんな所へ行きたい。見たい。
そして、ほんとうの意味で、知りたい。
お題『あの夢のつづきを』
手離してしまったあの夢よ、どうか。
また戻っておいで。
愛おしいあの気配とともに、
私のすぐ指先まで。足元まで。耳元まで。
今すぐでなくていい。いつか、つづきを。
お題『あたたかいね』
きみがいるなら、穏やかに死が気配を漂わせる冬でも、寂しくない。
遠く離れていても、悲しくない。
時間が1ヶ月、6ヶ月、10年、100年経っても
「よう、元気か?」
なんて気さくに話しかけられる。
「ねえ、会いたいな」
と、声をかけることが出来る。
返事が返ってきただけで、ぽかぽかと心があたたまる。
イエスやノーの返事で一喜一憂してしまうけど。
それよりも、きみがこちらを向いてくれるだけで、実は、とっても嬉しい。
ねえ、あたたかいね。
お題『未来への鍵』
その鍵はいつでもあなたの手にある。そして、必ずそれは開けることを強制させられるのだ。
嫌でも、大半の人間は、それを開けなければならない。その先、どのような景色が広がるかは確定することができない。
今日や昨日、一昨日が似通っていたとしても、明日が同じかどうかは確実では無いのだから。
ある日、鍵を渡されない日が絶対にくる。あなたが開けたくても、それを開けられない日が来るかもしれない。
逆に、自ら手放す時もあるだろう。それが悪い事だと私は思わない。それも、あなたを形作る、意味ある行動だ。あなたがそれを開けたら、他のものや何かに変わってしまいそうなら、開けなくとも良い。
あなたがあなたらしく選択をできるように、その鍵はあるのだ。
お題『星のかけら』
てのひらに星のかけらが落ちてきたらどうする?
願い事でもしてみようか?小瓶に詰めてみようか?掌で転がして、眺めてみようか。壊してみたらどうなるかな。磨いてみる?