ツユクサ

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1/12/2025, 10:05:53 AM

お題『あの夢のつづきを』


手離してしまったあの夢よ、どうか。
また戻っておいで。
愛おしいあの気配とともに、
私のすぐ指先まで。足元まで。耳元まで。
今すぐでなくていい。いつか、つづきを。

1/11/2025, 1:56:19 PM

お題『あたたかいね』

きみがいるなら、穏やかに死が気配を漂わせる冬でも、寂しくない。
遠く離れていても、悲しくない。

時間が1ヶ月、6ヶ月、10年、100年経っても

「よう、元気か?」

なんて気さくに話しかけられる。

「ねえ、会いたいな」

と、声をかけることが出来る。
返事が返ってきただけで、ぽかぽかと心があたたまる。
イエスやノーの返事で一喜一憂してしまうけど。

それよりも、きみがこちらを向いてくれるだけで、実は、とっても嬉しい。

ねえ、あたたかいね。

1/10/2025, 2:03:46 PM

お題『未来への鍵』

その鍵はいつでもあなたの手にある。そして、必ずそれは開けることを強制させられるのだ。
嫌でも、大半の人間は、それを開けなければならない。その先、どのような景色が広がるかは確定することができない。
今日や昨日、一昨日が似通っていたとしても、明日が同じかどうかは確実では無いのだから。

ある日、鍵を渡されない日が絶対にくる。あなたが開けたくても、それを開けられない日が来るかもしれない。

逆に、自ら手放す時もあるだろう。それが悪い事だと私は思わない。それも、あなたを形作る、意味ある行動だ。あなたがそれを開けたら、他のものや何かに変わってしまいそうなら、開けなくとも良い。

あなたがあなたらしく選択をできるように、その鍵はあるのだ。

1/9/2025, 12:00:52 PM

お題『星のかけら』

てのひらに星のかけらが落ちてきたらどうする?

願い事でもしてみようか?小瓶に詰めてみようか?掌で転がして、眺めてみようか。壊してみたらどうなるかな。磨いてみる?

1/8/2025, 10:49:53 AM

お題『Ring Ring…』

その音が聞こえると、背筋がピンと伸びる。

その音を早くとめたくて、ぱっと携帯をとる。

でも、少し声がうわずる。相手に失礼のないような言葉選びを。電話に焦ってないよ、という見栄も少しつける。

言葉と声色だけで、気持ちがいくら伝わるだろうか、とどきどきしながら、最初の声を発した。

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