間宮 nemu。

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9/13/2023, 10:44:36 AM

『 アケボノソウ 』



時刻は4時30分

あとすこしで


日が明ける。夜が明ける。


山本羽月、それが私の名前。

私はこの夜が明ける瞬間が好きだ匂い、鳥の声、少しづつ明るくなってゆく世界、

まるで世界でたったひとりになった気がする。

でも私はたったひとつだけ大好きなものがある。

それは4時半にもかかわらず、町中を走っている夏樹という男性だ。

窓から見ている景色にいつもあの人がいる

いつしか走っている夏樹さんに応援してしまっている自分がいる

見つめている自分がいる


これは恋だと今朝気づいたばかりだ。


『 夜明け 』

9/12/2023, 10:58:44 AM

『 黄色のガーベラ 』


" 本気の恋 "私蘭堂涼香は本気の恋をしたことがないのだ。
「ってか本気の恋ってどーすればいいのぉ!?」
「なーに恋のなんちゃらって叫んでるの〜?てかこのグミうま」
私の隣でずっとグミを食っているこのアホそうなやつは海道柚、まぁ?友達というやつだ。
「いやいや私恋したことがないし!!」
「いやいや普通の恋すらしたことがないのに本気の恋を探してんの?ただのアホじゃん」
「そんなこと言うなし〜〜!!!」
「でもさぁ涼香は結構モテるしその辺の告ってきた人と付き合えば〜??」
「いーやーだーよぉ確かに?私はモテる。今週で17人にも告られた!」
「なにそれモテ自慢?ムカつく」
そう私は結構モテるあれは入学当初...「何あの子可愛い〜!」とか「一目惚れです付き合ってください」とか「君のこと成績あげるからちょっとだけおぢさんにパンツ見せてくれない、?」とか言われた。あと最後のは54歳の先生だったが退職してったなぁ
まぁ?ざっとこんなふうにモテたけど..
「あのねぇ!いくらモテてもビビビッってきた人じゃ嫌な訳いーやーなーわーけ!」
「あーそうまぁなんでもいいけど...あーそういえば、」
「え、なに?」
「今日転校生が来るんだって〜イケメンがいいなぁ」
「て、て、転校生!?」
「え、うん2人?だった気がする」
「しかもふたりぃ!?これは恋愛漫画でよくいう!」
ある日イケメンの転校生が現れたクラスのみんなは「かっこいい!」「イケメン!」なんて言うけど、私はそこまで好きじゃないそして壁に追い詰められて「俺になびかねぇ女なんてフッおもしれぇ女」っていうやつじゃん!
「多分違うあとなんでクラス内で涼香しか見てないの」
「いやきっとそーなるに違いない!柚ちゃんおもしれぇ女宣言期待してよぉおおそしてあわよくばエヘッエヘッエヘヘヘヘ」
「うわやば」
ガラガラガラと開くドア担任が入ってきた。
「今日は転校生を紹介する。入ってきてくれ」
「はい。」
2人の声が重なる
「じゃあ2人とも自己紹介よろしく」
「はい。」
「えーっと俺が南環、こっちが」
「南真咲だ俺はよろしくする気はねぇ」
「あははぁえーっとみんなよろしくね?」
なんだか変な人がきたようだ、


「ねぇ、?真咲くん、??」
「ちょ涼香?」
「あ"?なんだよてめぇ」
「いや、校舎案内でもしてあげようかなと思って、」
「おーいいじゃないか蘭堂、よろしくな?」
「あ、ちょ!?」
「はい!」
「勝手に決めんなよぉおお」



「お前なんでこんなことするだよ」
「え〜別に?やってあげようかなぁと思いまして、?」
「べ、別に真咲くんが騒いで殴っても校舎案内するって決めてたし、?あーでも殴ったらやってあげてなかったかもしれないかもしれない」
「フハッどっちだよwww」

今、この瞬間不覚にも週で17回告白されるこの私が不覚にも!本気と書いてマジと読む



恋に....落ちました。


『 究極の愛 』