9/2/2024, 1:48:23 PM
それは灯す価値のあるものだろうか。もう一度考えてみよう。それが照らして現れ出でるのは、自分が前に進むために必要なものなのだろうか。もしかしたら、自分が暗中模索で進んでいる道は、一本の頼りない鉄骨や、針山地獄の中かも知れないのだ。
心の灯火をつける者よ、全ての希望を捨てよ。暗闇を探る甘美な努力から目を覚ます覚悟のある者だけがついてこい。
7/21/2024, 6:12:46 PM
足らぬ足らぬは継続が足らぬ。何も続かなくてここにいる。自分がすがっているこれは何だ。続かないものに才能はなく、ただ逃げたいだけではないのか、そういった命題からも逃げたくて、続かなさみたいなものの方に才能のなさを仮託しているのではないか。そしてどれも根は同じであるがゆえに、もがいている。ここにおそらく終わりはない。自分を慰める緩やかな継続だけを求めている。
12/19/2023, 9:16:27 AM
空気の澄むと人の言う。冷えた空気は最初、心地いい。そこが瀬戸際、じわじわとなにもかもを凍り付かせんとして、少しずつ判断が鈍っていくのが、神経系が機能を停止していくのが、それと判る遅さで分かる。
水は凍りつく。その中に誰かを入れるのを拒絶するかのように。確かに水の冷たさは致命的で、ぼくらがいなくなるまで時間はかからない。氷は慈悲なのかもしれないと思うことすらあるほどに。
それでも、一緒に?
12/2/2023, 2:55:42 PM
格好をつけるな。明暗。光と闇と表現したときに、かつてそれら言葉が持っていた力みたいなものは陳腐化によって既に失われており、しかし搾りカスでも人を惹きつけるどうしようもない重力がある。そのはざまで揺れ動く。家からあまり出なくなって、遠くなってしまった校舎に射す陽光と影を思い出す。そのどちらにも私はいま、いない。