からっぽ

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9/30/2022, 2:53:51 PM

お題「きっと明日も」

自分なんてはじめからいないほうが良かった。とか、
自分がいる必要ってどこにあるんだろう。とか、

庭に腰を下ろし、ぼんやり考えていた。

「きっと明日もこうなんだ」と思っていた。

けれど、それは違ったのだ。

やまない雨はないと言うように、ずっと同じ日々
なんてこと絶対にはないはずだ。

時間は過ぎるし、年だって取る。
時間が過ぎるから町並みも変わる。

変わらない人間もきっといないだろう。

何を考えたって、結局は
自ら旅立つ以外に選択肢はないのだ。

何かが動くとき、不安になるのは当たり前だ。
だからこそ、その不安を抱きしめて、
明日こそ変わってやるぞ、変えてやるぞ。
そんな気持ちで、私は動き続ける今を生きている。

9/29/2022, 11:16:10 AM

お題「静寂に包まれた部屋」

真っ白く、まるで体に布が被せられているような感覚
誰の声も遠く、今自分がここにいるのかも危ういほど

全てに疲れてしまったんだ。
呼吸さえ煩わしく、重力も恨めしい。

そんな自分にとって、今この空間は、とても楽なんだ

自分の中に創り上げた、自分だけの部屋。
誰も、ここに入ることはできない。

9/28/2022, 1:44:03 PM

お題「別れ際に」

友達と数時間遊んで、
楽しかったこと愚痴ったことを思い出しながら、
自転車を漕ぐ友達の姿を見る。

「じゃあ、今日はありがとうね!」

「こちらこそありがとう!気をつけてね」

そんな些細なやり取り、遠ざかっていく友人の背中。

「ありがとう」と言ってくれたその言葉
「気をつけて」と言ってあげられる相手がいること
当たり前のことかもしれないが、
そんなやり取りをする時間は私は好きだった。

家に入ったら、私はまた一人に戻る。
だからこそ、誰かと些細なやり取りをすることが
なんでもないことを言い合えるのが好きなんだ。

9/27/2022, 11:20:54 AM

お題「通り雨」

突然振り始めた大粒の雨。
次第に辺りにペトリコールの匂いが広がった。

「うわぁ、ビチョビチョになるじゃん」と、
思わずぼやいていた私に、
横を歩いていた貴方は笑った。

「いいじゃん、堂々と濡れられることなんてめったにないんだから!楽しんじゃえば」

ハハッと笑い、
まるでスキップをするように歩いている貴方を見て
私もなんだか楽しくなって。

止まない雨はない。いつか止まるこの土砂降りを、
今は精一杯笑ってやろう。

9/27/2022, 1:16:49 AM

お題「秋🍁」

暑すぎるわけでもなければ、すごい寒いわけでもない
汗っかきの自分にとっては一番好きな季節。

どんぐりや松ぼっくり、枯れ葉
公園を一度歩けば、たくさん秋の名物が転がっている

リスがかじったあとの松ぼっくりは、
まるでエビフライみたいでおもしろいし

千差万別のどんぐりは、一つ手を加えるだけで
かわいらしいコマになる。

秋には美味しいものもたくさんだから、
みんなでやきいもをするのもいいかもしれない。

そんな一瞬で駆け抜けてしまう秋が、大好き。

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