お題「大事にしたい」
ずっと、独りだと思っていた
ずっと、愛されていないのかもしれないと不安だった
ずっと、自分なんて、そう思ってきた。
それでも、生きて、生きて生きて
何年も経って幾度と這い上がってきた。
そうして出来た「味方」と「愛」
どちらも実態はなく、どちらもとても
心許ないものかもしれない。
それでも、そんな時間を手放したくない。
お題「時間よ 止まれ」
たくさん動いて疲れた体
今すぐにでも眠ってしまいたいけれど、
この疲労感は嫌なものではない。
もっと、もっとみんなで遊びたい。
もっとみんなで思い出を作りたい。
「時間を大切に」とはよく言ったものだ。
今しかないこの瞬間が、どうしょうもなく楽しいんだ
この時間が過ぎても「こんなことがあったね」と
そう笑えたらそれもまた幸せか。
お題「夜景」
山をずんずん登って、ガタガタ車に揺られる
夜の空気は冷たいけれど、静かな空気が心地良い。
こうこうと広がる夜景は、たくさんの人の日常がある
家族で過ごす人、一人で過ごす人。
疲れた人や幸せな人、いろんな人の人生があるんだ。
自然の明かりが広がる星空も素敵だが、たまには
こんな街の夜景も悪くない。
お題「花畑」
天高く伸びる、きらめくようなひまわり
ひまわり畑の中で、負けじと輝く君の笑顔
優しく吹く風と、君か呼ぶ、穏やかで優しい声。
晴天の下、まるで現実感のない時間が流れる。
踊るようになびくひまわりの中で、
君の髪が、ふんわり風になる。
慌てたように帽子を抑えた君の顔が、
とても幸せそうで。
お題「空が泣く」
(以前書いた文を参考に)
空はまるで人間のようだ。
元気なときはギラギラと太陽を輝かせ
寂しいときは少しジメッとした空気を漂わせる
辛い日は大雨を降らせて
怒れば雷を轟かせる
激しい風のときもあれば、
厳しく冷たい風を吹かせる事もある。
空でさえそうなのだ。
人だって喜怒哀楽に素直だっていいのかもしれない。