お化けが怖い人
ホラー映画が怖い人
高い所が怖い人
ジェットコースターが怖い人
怖いってたくさんの種類があって、気持ちの大きさも大小さまざま。
そんな私が怖いものは未来。
明日の私は幸せかな?
1年後、10年後の私は幸せかな?
死ぬ時の私は何を思って死んでいくんだろう?
病んでるって思われるかもしれないけど、単純に怖いなぁって思うんだよ。
何でかな、「分からない」からかな。
分からないものって怖いよね。
初めて会う人、初めて経験すること、エトセトラ。
だから人って学ぶのかな?
知的好奇心とは別に、少しでも怖いって思う気持ちを減らしたいから。
それじゃあ今日も私は本を開こう。
分からないものを知って、「分かる」に変えて、怖い気持ちを減らすために。
そうしていつか、未来を怖いって思う気持ちも無くなったらいい。
「これやる、誕生日おめでと」
そう言って毎年君がくれるもの。
今年は金平糖モチーフのアクセサリー。
私は小さい頃から星を見るのが大好きで、
星に関係するアイテムも好きだった。
そんな私に付き合ってくれている幼馴染の彼は、
毎年私に1つ星をくれる。
夜空が描かれた時計、星モチーフのピアス、
小さなプラネタリウム、星の形の砂…
そこに今日、金平糖が追加された。
彼から貰ったプレゼントは、
毎年少しずつ私の部屋を彩る。
そうやって少しずつ、星が溢れていくのだ。
もし、他人との繋がりが目に見えたとしたら
孤独に苛まれた時、どれだけ救いになるだろう
ちいさな蝶に、どれだけ安心するだろう
誰かと繋がっているという事実が、
どれだけ私を慰めてくれるだろう
もし、他人との繋がりが目に見えたとしたら
繋がりが切れた時、どれだけ恐ろしいだろう
ほどかれていく蝶に、どれだけ恐怖するだろう
誰かに捨てられたという事実が、
どれだけ私を打ちのめすだろう
もし、他人との繋がりが目に見えたとしたら
いつかほどかれる恐怖に、
怯えながら生きていくのだろう
目の前でほどける蝶を、
どうすることも出来ないのだろう
ほどかれて行き場を失くした糸を、
いくつも抱えて生きていくのだろう
でも、繋がる瞬間を見ることも出来るだろう
誰かの糸と、また新たに出来る蝶にどうしようもなく縋るだろう
ほどかれて行き場を失くした糸を、
いくつもの蝶が救ってくれるだろう
そうして私はまた、絆というものを信じるのだ
大好きな君に、ひとつだけ言いたいことがあります。
…私は君が嫌いです。
君はとても素敵な人です。
明るくて、友人も多くて、可愛くて、優しくて。
こんな私にも優しく接してくれます。
みんな君のことが好きです。
私も例に漏れず、君のことが大好きです。
でも、だからこそ嫌いです。
私の交友関係は全然広くありません。
君と比べたら、2分の1ほどもありません。
私が君に向ける思いと、君が私に向ける思いは同じじゃありません。
私は何でも君としたいけど、君には私じゃなくていい理由が沢山あるし、私以外の相手だって沢山います。
私が君の1番になることはない。
そんな事実が、時々どうしようもなく苦しいのです。
私は君が好きです。とっても大好きです。
でも他の子と楽しそうにする君を見るのは嫌です。
私に悲しい気持ちを与えてくる君のことは嫌いです。
…ね、君はそれでも私と遊んでくれますか?
たった1つの希望。
醜い私が生まれ変われるには、
1回今の私を消してしまわなければならない。
来世に期待して、希望を持って飛んでみましょう。