好きだった。
ずっと彼が好きだった。結ばれることは無いと知ってても。
でも彼は御曹司で、私はただの一般人。
『俺が貴様をどこまでも連れていく。』
そう言って笑ってくれた彼を、私は忘れない。
ねぇ、見て。
今年も、綺麗な青いあじさいが咲いてるよ。
青いあじさいの花言葉って知ってる?
えっとね___。
『 』 だよ。
青いあじさいの花言葉→『辛抱強い愛情』
拝啓、あの頃の私へ
…いざ書くとなると恥ずかしいんやな。
まぁええか。
あの頃の私は全てに絶望して、明日を生きるのが怖かった。
いつも泣いて、でも怖くて怯えて。それに、何故か怒って…
云わば感情に殺されそうになってた。
でも、また彼等に出会って。
憧れの子にも出会って。
話して。
なんか、幸せなんやなぁって思ってしもたわ。
あの頃の私は、いつも泣いてた。
せやけど、今私は彼らと笑ってる。
たまに自分だけ置いてけぼりに思ってしまったけど、
大丈夫やで。
みんなおるから。
ひとりやないで。
じゃ、長い文章書くのは苦手やからな。
こんくらいで終わるわ。
ほな、未来で会おう。
人生の中で1番短い約束は何かと問われたら
『また明日』 なんじゃないかな
僕は、大好きな君にまた明日と言えるために
今日を生きていこうと思う。
『また明日』
うん。また、明日ね
あの夏ー。
全てが狂ったあの夏が。
また脳裏を、掠める…。
また皆で野球を始めた。
また、皆で協力しあった。
それはとても心地が良かった。
でも、やっぱり忌々しいあの夏は。
いつまで経っても私達の足を引っ張った。
だけれど、そんな事気にしないように戦う皆を。
私は誇りに思う、と同時に羨ましいと心の底から思った。
さぁ。
今日は夢を叶える日。あの夏を葬り去る日。
夢が叶った後はきっと、あの夏とこの夢が。
同時に脳裏をよぎることになるのかな。
『またみんなで、野球しようよ!』
なんて彼が言う。
無理だよ。
そんなの、出来ないよ。
無駄だよ。
『そんなの……意味の無い事だよ。』
なんて。
ほんとの気持ちに嘘を付き、今日も意味の無い事を口に出す。
君の言うこと全部全部、私にとっては意味の無い事。
無理だから。
だから今日も私は
意味の無い人生を歩む。
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最近ROOKIESにハマっているのでROOKIESをテーマにしました。