ミントチョコ

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1/6/2025, 10:06:13 AM

題 君と一緒に

1/5/2025, 10:28:18 AM

題 冬晴れ

1/4/2025, 10:01:21 AM

題 幸せとは

1/3/2025, 10:20:54 AM

題 日の出

題 日の出

何でここに来ちゃったんだろ、、、

1人ポツリと呟く。

初日の出、期待に満ちた色。
朝焼けの少しピンクの爽やかな空気。

去年はここ、彼氏と来たなぁ。

大好きだった人。

去年振られて、全然失恋の痛手から癒えてないのに⋯。

なんでかな。

朝起きたらこの場所が思い浮かんで。
無性に来たくなって。

あなたと笑いあったあの日に少しだけ戻りたくなって。

こうして来ても切ないだけだよ。

去年は私が寒がっててコート貸してくれたとか。
ずっと寒いから手を繋いで暖めあってたとか。

日の出見たいのに、あなたばかり見ちゃってて呆れられたとか。

そんな思い出が沸けばわくほど私の心の中は洪水になる。

全てがグチャグチャになって、思い出が溢れて、もうこれ以上見たくなくて⋯。

それでも記憶が次々と思い出させるんだ。

だって1番幸せな記憶として私の中に記録しているから。

キラキラした思い出を宝物のようにしまっていたから。

切なさに目がうるむ。

朝日の優しくも強い光が私の目を眩しく照らす。

周りに何人か初日の出を見に来ている人が居て、みんな大切な人と仲良く話している。

もう記憶になってしまった辛い思い出たち⋯。

未来にあなたはいないけど、去年あまり見ていなかった朝日はとってもとっても綺麗だ。

眩しくて優しくて、希望を見せてくれるようだ。

じっと見ていると、だんだん心の洪水が落ち着いてくる。

凪いでくるなんて無いんだろうな。

それでも⋯。

それでも、こうして希望のオレンジの光は、私の心全てを透過して浄化してくれるみたいだから。

今日初日の出を見に来ることが出来て心から良かったと思ったんだよ。

1/2/2025, 2:40:43 PM

題 今年の抱負

そう、私は今日から生まれ変わるのよ!!

「ねぇねぇ、ケン、私、今日から凄ーいいい女になって、絶対カッコイイ彼氏みつけてみせるから、これが私の今年の抱負っ」

「はいはい」

私の意気込んで幼なじみに伝えた抱負は、4文字であしらわれてしまった。

「ちょっと、何でそんなすぐ流すのよ」

「何でって、、、何回そのセリフ聞いたと思ってるの?」

私の幼なじみのケンは、私のベッドに無許可で寝っ転がって、コミック勝手に漁って読んでる。

女子の部屋なのに何その態度は~?!
と思わなくも無いけど、確かにね⋯。

「確かに、1回位は同じ抱負を言った事あるかなぁ?」

私が気弱に言うと、ケンの冷たい視線が返ってきた。

「1回?1回所かここ4年ほど同じ抱負聞いてるんだけど」

「そ、そうだっけ?記憶にございません」

私が誤魔化すと、

「政治家かっ」

ってツッコミが入る。

「かと言ってさ~友達がアヤのこといいって言うから紹介すると、ここは気に入らないとか文句付けるから、全然彼氏できないんだろ?」

「うっ、だけど、それは私だって選ぶ権利あるでしょ」

確かに、ケンの友達紹介してもらったけどさっ、好みじゃないのは仕方ないよね?

「アヤ、その理想高いの改善しないと一生彼氏できないんじゃないの~?」

コミックに視線を釘付けにしながら恐ろしいことを言うケン。

「そ。それは困るっ、誰かいない?!いい人」

「俺の周りにはもういないって⋯」

呆れたような顔をして、こちらをチラと見るケン。

「もういい、あんたで。ケン、私と付き合おう」

私がやけくそになって言うと、ケンはギョッとした顔で起き上がる。

「気でも狂ったか?俺と付き合おうって言った?」

「うん、性格はまぁ生意気だけど、顔はタイプだし、付き合おうよ」

もはや、全ての条件を満たす人見つけてたらおばあさんになっちゃうわ。

「顔タイプだったんだ?」

まんざらでもない顔でケンが問い返してくる。

「うん、あんた、うちのクラスで結構人気だよ」

よくケンいいよね~って話を聞く。

「お前、そんな適当に決めちゃっていいの?」

「え?うん、いいよ、あんたなら」

ケンなら、どんな人か分かってるし、別に気も使わなくていいし、楽な気がする。

いちいち一から知る必要もないしね。うん、そう考えると優良物件かも!

「ふーん、別に俺はいいけど」

ケンがOKしてくれるから、ラッキーと思う。

「じゃあ、よろしくねっ」

私がそう言ってケンに笑いかけると、手を引き寄せられる。

「えっ?」

不意につんのめってケンの方に体が傾く。

「け、ケン⋯ ?」

つんのめった体を抱きしめられて、反射的に顔を上げると、ケンと視線がぶつかる。

「分かってる?こんな風に距離近くなるってこと」

やばい

どっかで警報信号が鳴る。

「ま、待って!!」

抱きしめられた体を振りほどこうとするけど、ケンの力が強くて動かない。

「だめだよ」

ケンが怖いほど穏やかに言う。

「捕まるまでは自由にさせてたけど、俺に捕まったらもう逃がさないから」

「はぇっ?」

マヌケな声が出てしまう。

「アヤのこと幸せにしてくれる奴がいるなら別に俺はいいかなって思ってたけど、アヤを幸せに出来る奴が他に誰もいないなら、俺はもう離さないよ」

さっきまでの無関心さはどこへやら。
熱い視線を受け止めきれずに、私は視線を逸らす。

「うそ、ケンって私の事すきだったの?」

「好きじゃなきゃ女子の部屋なんて来ない」

あ、無関心に遠慮なしに来てるとおもってたけどそうじゃなかったんだ⋯。

「あのっ、考えさせて」

「何でいまさら?俺しかいないでしょ、もう」

何て自信過剰なお言葉⋯って思うけど、確かにね、今私の事1番分かってるのはケンかもね⋯。

「じゃあ、私が急に距離詰められるの苦手なのも分かってるでしょ?」

牽制すると、渋々頷くケン。

「まぁ、それに関しては検討するよ」

「そういうことなら⋯これからよろしくね」

私はケンの言葉におずおずと言葉を発すると、ケンは凄く満足そうに笑ったんだ。

来年の抱負は、やっと違うものを考えられそうかな。

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