一生、黙っておこうと決めていた。
心の中にひっそりと閉じ込めて
君の前でも溢れでないように
必死に蓋をして
自分を誤魔化すように
笑ってその場を繕っていた。
なのに、よりによって君にバレた。
君は優しくて、他人の感情に敏感で、相手が傷つく前に
近くで守る。
でも、今回だけは君は近くで守れないよね。
ごめんね。
僕は、今日失恋をした。
ーチューリップー
全人類よー
私の悩みを聞いてくれー
まず、梅雨って知ってますか?
梅雨。
本当にね、もう本当につらいんですよ。
梅雨。
髪は、パッサパッサになるし
なんか整えても整えてもボワってなるんですね。
で、なんか頭もちょっと痛くなるし
はー、ってなりますよ
調子も悪くなりますよ。
だから、毎年[梅雨入りです]っていうニュースを見ると
気分ダダ下がり。
ふざけるなー!って感じ。
あ、でもいいこともありますよ。
私の住んでいるところは、すっごいね星が綺麗に見えるんですね。まぁ、田舎です。
で、家を出て歩くと、紫陽花が咲いてるんです。
濃い紫色と真っ白と青いのとピンク色。
こんなに美しい紫陽花が咲いているのを見ると
ちょっとは気分が上がります。うふふってなります。
あーなんか書いているうちに悩み無くなっちゃいました
いやー感謝感謝。
じゃあまた今度。
ー梅雨ー
いい忘れてたけどね紫陽花の花言葉って色によって違うんだってー。私は、白の紫陽花になりたいなー。
聞いてくれてありがとう。
ー白の紫陽花ー
何事にも終わりがある。
課題とか
今日という一日とか
人生とか
例を挙げたらキリがない。
だけど貴方に会って私は、[何事にも]を
捨てたくなった。
だって貴方としたいもの
終わりのない旅
だからお願い、貴方どうかどうか
ー死なないで。
沈丁花
目を覚ますと目の前に彼がいた。
彼は、東側の小さい窓からさす朝日を
ゆっくり眺めてから私の方を向いた。
そして私の目を真っ直ぐと見て言った。
[天国に行かない?]
……天国に? 何を言ってるんだろうか 行けるもんなら行ってみたいけど…
というか眠い。
私は、今何時だろうと携帯を取った。
02:24
まだ深夜だ。まだ眠れる。
天国とかそういうのは後にしよう。
[まだいいかな。]
と言って二度目の寝る準備を始めた。その時ふと
…なんで深夜なのに朝日がさしているんだ?と疑問に思ったので確かめようと窓に目をやると彼がいなくなったことに気づいた。私は、今まであの男の人を彼と呼んでいたが見た目は小6ぐらいだった。つまり子供だ。
心配になって、まだ寝起きでフラフラな体を最大限に使い玄関のドアを勢いよく開けると、、、
私は絶句した。
火、火、火、回りのどこを見ても目に映るのは、燃え盛る炎だった。
あぁそうか。ここは地獄だ。
全て思い出した。私は、火事で死んだんだ。
たった1人の可愛い弟を守ることもできずに。そうか、そうか。
そして彼女は、自ら火の海へ飛び込んだ。
[ケプリ様行ってきましたよー!]
[おー ににお疲れ様。]
[どうだった?あいつの様子は?]
[相変わらずだよ。ずっと自分を責めてるね。]
[ふーむ、そうか。]
[にしてもさー悲しい人だね。たった1人の弟を守れなかったっていって願いごとかあれだなんて。これじゃあまるで地獄じゃないか]
[仕方がないね、願い事を叶えるのが私達の仕事だ。]
[それもそうだね]
ーオオデマリに彼岸花ー