7/1/2024, 1:32:29 PM
#02 窓越しに見えるのは
どうしようもない寂しさだったかもしれないし。
報われない悲しさだったかもしれないし。
どうして、なんて言ってはいけない気がした。
ほんの数センチ、いつも届かなくて。
無理やり笑っていたのは、たぶん、あなたで、私で。
窓越しに見えるのは、もどかしい指先数センチの切なさだった。
6/30/2024, 3:28:02 PM
#01 赤い糸
そんなものは何処にもないのよ。
だって、糸だもん。
切れる事だってあるでしょう。
繋いで結んで、どうにか手繰り寄せて。
私、あなたが好きみたい。
ねえ、これからどうする?