幸せとは
朝。
時計の針は7時前。
アラームより早く起きれた。
顔を洗って歯を磨いた。
ご飯は目玉焼きにベーコン。
登校中に友達と合流。
…
校門前で友達と待ち合わせ。
また明日ね。
…
日の出
俯いて今にも
泣き出してしまいそうな
君の手を取った
「今日のことなんていつかは忘れるさ、きっと」
思い出してしまわぬように
過去を切り裂いた
闇を照らす明かりを
作り出すんだ
今はまだ見えないが
「僕はもう昨日の僕じゃない」
格好つけた僕を笑った
「僕の言う通りだろう?」
こんな言葉で君を動かせるなら
何千回も吐いてやるぜ
どうせなら君と2人で
明日の夜明けに笑ってたいんだ
ps:
「気付かないふりして、
頑張ってるんだよね。
でももういいんだよ。
あなたのその行動、言葉で
充分救われたから。
もう自分のために、
何もしないで。
ほっといて。
やめて。
1人にしてよ。
あなたの優しさが、
1番辛いんだよ。
苦しい。
辛い。
〇にたい。
、
、
、
逃げたい」
今年の抱負
んー。
夢を追うためにね、
気分を落とさないかな。
新年
雲、冷気、蜜柑
なんでかな
外に出なきゃって
子供じゃないんだから
どこに行こう
明日も休みだったらな
でも
友達に会いたいな
もう会えないのが
辛いな
良いお年を
「カウントダウン始まるよ!」
君は空を指し言った。
空中では無数のドローンが光り、数字を形作っていた。
「僕には何のカウントダウンなのか分からないな。毎日今日が終わっていると言うのに」
僕は無意識にドローンを数えていた。
「じゃあカレンダーなんていらないね」
君はデジタルの数字を見ながら言った。
「そうかな」
君に聞こえないよう小さく呟いた。
カウントダウンは15分前から開始されていた。
「飛行車は通行禁止なのかな」
僕はドローンより上でフワフワ浮かんでいる飛行物体に目をやった。
「そうでも無いみたい。高度制限だけみたい」
沈黙。
イヤホンからイベント司会者の声が聞こえてきた。
耳からではなく頭の上から聞こえてきている様な感覚だ。
日付が変わる10分前。
「良いお年を!」という声と共に周りの雑音が聞こえ始めた。
「良いお年を!」
君が僕を見て言う。
綺麗だった。
「よい、お年を」
君の顔は街明かりとドローンで艶やかに照らされていた。
ps:
正月にそんな夢を見た。