ことり、

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7/8/2023, 12:41:03 PM

街の明かり。

明かりに照らされる
その下に広がる
悲劇
喜劇
一人芝居
群像劇

明かりが消えた後
残るのは
人々の涙
飲みかけのシャンパングラス
脱ぎ散らかされた靴
散りゆく花

明かりが消え
人は眠り
また朝日に照らされる。

繰り返す人の営み
街が動いていく。

7/7/2023, 1:26:46 PM

七夕

年に一度しか逢えない人。
願いを下げた竹。
浴衣。
夜市。

子供の頃、夜市のある日は、
学校から帰ると、風呂に入らされ、
湯上がりに浴衣を着付けた。

肌に、浴衣の衣の当たる皮膚感覚。
着付ける部屋の西日の微妙な暑さ。
ふわふわとした赤や黄色の帯が嬉しくて。

夜市そのものの記憶より、
この時の思い出の方が何故か
心に残っている。

7/6/2023, 11:57:44 AM

冬。

友だちの家の、庭のたらいの水も凍る頃。
友だちと、氷を集めて紐を通し、
庭木に吊るしてゆく遊び。

陽(ひ)が上がるにつれて、氷が溶け
紐を残して、
最後、カシャーン…と落ちる。

その音が響く縁側。
一緒にお菓子を食べながら。

友だちの思い出。

7/5/2023, 2:25:48 PM

星空

見上げる星空の下
君 と 僕

月は二つ
星は赤く青く白く
太陽さえ顔をのぞかせる
ここはどこだ?

「どこでも?」

ああそうか
僕はわかっていたんだ
君となら
ここがどこでも
いつでも
僕は

7/4/2023, 12:05:07 PM

神様だけが知っている。

私の願い
私の過去
私の未来
私の怒り
私の悲しみ
私の喜び
私の迷い
私の…

神様は全て見ている。
全て…知っている。

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