七夕年に一度しか逢えない人。願いを下げた竹。浴衣。夜市。子供の頃、夜市のある日は、学校から帰ると、風呂に入らされ、湯上がりに浴衣を着付けた。肌に、浴衣の衣の当たる皮膚感覚。着付ける部屋の西日の微妙な暑さ。ふわふわとした赤や黄色の帯が嬉しくて。夜市そのものの記憶より、この時の思い出の方が何故か心に残っている。
7/7/2023, 1:26:46 PM