5/28/2024, 8:04:32 AM
『天国と地獄』
バイバイ、さよなら。
いってらっしゃいな。
気が向いたらまたおいで。
天国にもなれば地獄にもなる。
ここはそういうとこだから。
もう来たくなければ、来なくてもいいけれど。
もしも懲りずにまた、ここを訪れたいと思うなら。
その時は再び歓迎するよ。
『人生』という名の元で。
貴方が生まれ変わるのを待ってるね。
5/19/2024, 9:29:10 AM
『恋物語』
「やはり恋なんてくだらないな。この世でいちばん馬鹿げた物語だ」
あなたに一冊の本を薦めた。
私のお気に入りの恋物語。
リアリストのあなたには、少々非現実に甘過ぎてお気に召さなかったみたいだけれど。
「早いですね。もう読み終わったんですか?」
「君が僕に薦めてくれた本を、いちばんに読むのは当然だろ」
そう言って彼は私に本を返却する。
「僕は君と同じ景色を見たくて、こうして一緒にいるんだから」
甘過ぎてくだらない恋物語も、君とだから読めるんだよ。
嬉しいことを言ってくれた彼に思わず顔が綻ぶ。
次はどんな恋物語を、彼と読もうかしら。
5/10/2024, 7:51:42 AM
『忘れられない、いつまでも。』
だってあなたはもう、私の人生の一部だったから。
たとえあなたがいなくなっても。
あなたのことは、忘れられない、いつまでも。
5/7/2024, 10:28:16 PM
『初恋の日』
初めて恋に落ちた
いつかの日
それは私にとって
いつまでも忘れられない
特別な日
その味が
甘かろうが苦かろうが
関係なく
あの瞬間
私の中で
確かに何かが変わったのだ
5/6/2024, 1:08:55 PM
もしも、明日世界が終わるなら、私は貴方の隣で明日を迎えよう。
終わるその刹那まで他愛もない話をしながら、美味しいものでも一緒に食べていたならば。
きっと世界が終わったことになんて気が付かないくらい、楽しいんじゃないかしら。
【明日世界が終わるなら】