作品No.264【2024/12/20 テーマ:ベルの音】
優しいベルの音じゃ、絶対に起きられない。かといって、慣れてしまった子機の着信音でも起きられない。
どうやったら、どんな音なら、すんなりすっきり起きられますか?
作品No.263【2024/12/19 テーマ:寂しさ】
ふと感じる寂しさ。
例えば、もうきみがいない家の前を通るとき。
例えば、日記を振り返って読んでいたとき。
例えば、あなたの遺影を見上げたとき。
もういない、誰かの存在を思い出しては、寂しくなって、悔しくなって、悲しくなって——懐かしくなるんだ。
作品No.262【2024/12/18 テーマ:冬は一緒に】
寒い寒い冬だから
キミを膝に乗せて
なでなでしたいな
白くてもふもふな
キミがだいすきだよ
作品No.261【2024/12/17 テーマ:とりとめもない話】
アニメだったり
漫画だったり
そんな話を
日が暮れてもしていた
中学生の頃
とりとめもなく
ただ話をしていた
あの頃の方が
今よりよっぽど楽しかった
もう戻れないけれど
作品No.260【2024/12/16 テーマ:風邪】
風邪をひいて学校を休む——なんて、よくある話だ。私も何度も経験した。その中で、一番思い出深い風邪の話をしよう。
それは、中学生の頃——多分中学一年生のときの話だ。
風邪をこじらせて、扁桃腺が腫れ、四日連続学校を休むことになった。唾液を飲み込むことすらできないほどの強い喉の痛みがあり、だいすきな白米さえ食べられない苦痛を味わった。二日連続病院に行き、体重はその二日間で約一キログラム落ちていた(今思えば、あまりよくない減量法である)。
そんな私の病状を聞いて、かかりつけだった小児科医は、「アイスクリームなら食べられるかも」と言った。内心、医者が甘いものすすめるとか何言ってんの⁉︎、と思ったが、実際、あのときのアイスクリームは魔法の食べ物だった。スルリと食べられたのだ。
点滴も打って、週明けには回復し、学校に通えるようになった。なったのだが——四日も休めば、授業は思っている以上に進んでいた。苦手な数学など、比例のグラフの項目が終わって、反比例とかいうよくわからない単語が出てきていた。
あれから、滅多に風邪は引かなくなった——気がする。身体が健康なのはいいことだが……周りが体調を崩すと心配になるものだ。
冬は風邪の季節。健康に気を付けたい。