11/3/2024, 2:26:52 PM
作品No.217【2024/11/03 テーマ:鏡の中の自分】
鏡の中の自分すら
見たくなくて目を逸らす
自分の顔が嫌いだ
どうしようもなくても
自分のことはすきなのに
11/2/2024, 2:15:46 PM
作品No.216【2024/11/02 テーマ:眠りにつく前に】
目を閉じて
眠りに落ちて
そうしたら
翌朝
また目覚めるのだと
眠りにつく前の私は
頑なに信じきっている
未来ほど
曖昧で不確かな
モノはないというのに
11/1/2024, 2:53:15 PM
作品No.215【2024/11/01 テーマ:永遠に】
——「永遠に生きられるって、いいな。羨ましい」
きみはそう、言っていたな。
歳を取ることもなく、老いることもなく、病に罹ることもなく——美しい姿を留めたまま、永遠を生きる私を羨ましいと、そう言っていたな。
私には、そう言うきみの方が羨ましかったよ。ずっとずっと、羨ましくて仕方がなかった。
永遠を生きるからこそ、経験したくないことを何度も何度も繰り返すのだ。いつしか、数えることもやめてしまったけれど。
きみには、きっとわからないだろうな。
今までの私の友人達同様、自らの命を全うして生き抜いた、きみにはきっと。
10/31/2024, 2:28:44 PM
作品No.214【2024/10/31 テーマ:理想郷】
理想郷なんてありはしない
すきなモノで埋め尽くした
この部屋だって
理想郷とはいえないから
10/30/2024, 2:31:04 PM
作品No.213【2024/10/30 テーマ:懐かしく思うこと】
自分の今までを
懐かしく思うなんて
まだありそうもない
そう思っていたけれど
保育園児時代も
小学生時代も
中学生時代も
高校生時代も
大学生時代も
とうの昔に過ぎ去った
社会人時代に突入してからでさえ
早七年
まだ若い
いや
まだ幼いと思っているのに
こんな私も来年は三十路
昔を 今を
懐かしく思うことが
これから増えていくのだろうか