5/24/2024, 2:45:40 PM
作品No.54【2024/05/24 テーマ:あの頃の私へ】
大学三年の私へ
学校帰りに何度も通うほど
ハマっているアーケードゲーム
百円硬貨を何度も注ぎ込んだ
そのアーケードゲーム
カードの紙が
生産終了して
ゲーム自体も
サービス終了しちゃうから
今のうちに
楽しんでおきなね
5/23/2024, 2:35:11 PM
作品No.53【2024/05/23 テーマ:逃れられない】
逃れられない誘惑
ってあるでしょう?
私にとっては
ゲームのガチャに推しがいるときが
まさにそれです
来月の推しの誕生日には
ためた石を注ぎ込む勢いで
ガチャを回すだろう
と 予言しておきます
5/22/2024, 2:29:33 PM
作品No.52【2024/05/22 テーマ:また明日】
「また明日」
そう言って、キミがバスを降りていく。
〝また明日〟なんてないくせに。
約束された明日なんて、僕にも、キミにも、ありはしないのだ。そんなこと、わかっているのに。
〝また明日〟——なんて残酷な言葉なんだろう。
何度も何度も繰り返して、キミに明日が来ないことを僕は知っているのに。
僕はただ、バスを降りたキミを、目で追うことしかできなかった。
5/21/2024, 2:41:55 PM
作品No.51【2024/05/21 テーマ:透明】
透明になんて なれない
わかってる
それほど自分が
透き通ったモノではないと
いうことくらいは
それでも
この夜にこのまま
溶けるようになくなりたい
はじめからなかったように
透明なモノになりたいと
思ってしまった
5/20/2024, 2:19:30 PM
作品No.50【2024/05/20 テーマ:理想のあなた】
私の理想の姿を
私の理想の声を
〝理想のあなた〟として描いた
カタチがないから
実在していないから
私好みのあなたにできる
だから
それを砕かれるのがこわい
私の〝理想のあなた〟は
私の中にしかいないから