あれは過去のワタシか

それは未来のワタシか


ボンヤリと聞こえている


アレが間違いか

ソレが正解か


迷う私に付き纏う


遠い足音

世界が終わるとは…

それは、わたしが居なくなること。

それまでは、日常に浸る。

大切なあなたと…

大切な猫達と…

お気に入りの空間と…

お気に入りのおやつと…

お気に入りの暇つぶし。


それで、良い。

それが、良い。

歩いて
立ち止まって
また歩いて

走って
走って
走って
転んで

俯いて
休んで
迷って
悩んで…

立ち上がって
空を見上げて
また歩き出して

たまに寄り道をして
たまに振り返って


２０歳の私へ

突然の出会いと

突然の別れと

色とりどりの想い出と

モノクロの世界と


幸せの

その先に

何があるのか


色とりどりの世界に

モノクロの私

寂しさは人を傲慢にするのかもしれない。
彼女を見ていると、そう思う。

片手で水を掬うように、掌のそれが少ないと嘆き、もっと欲しい、もっともっと欲しい…と言う。

愛は有償だとも知らず。