調月

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9/15/2024, 12:08:55 PM

誕生日だった。
みんながお祝いしてくれた。
きっと君は知っているから、ずっと画面とにらめっこ。
刻一刻と迫る日付の切り替わりに焦燥感を覚えながら、ずっと待っていた。

ピコン、と通知の音がした。

「おめでとう」その一言はわたしを幸せにする魔法のことば。


君からのLINE 𓈒𓏸𓐍 𓇢

9/13/2024, 1:22:00 PM

私はことのほか早く起きて、近くにある小川の土手に座った。
もう少しで暗闇が去ろうとした頃だった。
1匹の水鳥が、水面に足をつけながら地平線の彼方へと飛んで行った。

それはまるで絵筆のように。

足が触れると同時に変わる水面の様子は、孔雀の羽よりも美しかった。


夜明け前 𓈒𓏸𓐍 𓇢

9/12/2024, 11:13:24 AM

恋はしたことない。
いや、もしかすると知らぬ間になっていたかもしれない。
本気の恋とは、どういうものなのだろうか ?
頭が想い人で埋め尽くされる?執着?依存?狂気?
恋という葉が見事に染まらなければ、枯葉のように心が腐ってしまうのだろうか。
恋とは無縁な私には、知らなくていいことね。


本気の恋 𓈒𓏸𓐍 𓇢

8/29/2024, 12:18:06 PM

もし君が盲目でも、聞こえなくても、心を閉じていても。

君が笑っていれば、私はじゅうぶん幸せだ。



【言葉はいらない、ただ・・・】

8/27/2024, 3:05:11 PM

部活終わりだった。
頭に冷たいものが当たった。
雨と気づくのはそう遅くはなかった。
気づけばどんどん強くなって、地面が乗算レイヤーをかけたかのように、暗く染っていく。
傘をさそうと思ったけど、やっぱりやめた。
風に乗って、帰路に着いた。
雨の冷たさが心地よかった。

これも自然の賜物だね。


雨に佇む

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