調月

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9/13/2024, 1:22:00 PM

私はことのほか早く起きて、近くにある小川の土手に座った。
もう少しで暗闇が去ろうとした頃だった。
1匹の水鳥が、水面に足をつけながら地平線の彼方へと飛んで行った。

それはまるで絵筆のように。

足が触れると同時に変わる水面の様子は、孔雀の羽よりも美しかった。


夜明け前 𓈒𓏸𓐍 𓇢

9/12/2024, 11:13:24 AM

恋はしたことない。
いや、もしかすると知らぬ間になっていたかもしれない。
本気の恋とは、どういうものなのだろうか ?
頭が想い人で埋め尽くされる?執着?依存?狂気?
恋という葉が見事に染まらなければ、枯葉のように心が腐ってしまうのだろうか。
恋とは無縁な私には、知らなくていいことね。


本気の恋 𓈒𓏸𓐍 𓇢

8/29/2024, 12:18:06 PM

もし君が盲目でも、聞こえなくても、心を閉じていても。

君が笑っていれば、私はじゅうぶん幸せだ。



【言葉はいらない、ただ・・・】

8/27/2024, 3:05:11 PM

部活終わりだった。
頭に冷たいものが当たった。
雨と気づくのはそう遅くはなかった。
気づけばどんどん強くなって、地面が乗算レイヤーをかけたかのように、暗く染っていく。
傘をさそうと思ったけど、やっぱりやめた。
風に乗って、帰路に着いた。
雨の冷たさが心地よかった。

これも自然の賜物だね。


雨に佇む

8/26/2024, 10:28:07 AM

「みんなに、日記のことを教えようか」
とりあえず、10日書き続けようとか。
日記の世界はダンジョンだと。
1分のことを1ページに収めろだと。
『あの人は嫌いだ』ではなく、『あの人は嫌いだ、と思った』と書けば、書き殴ったような日記にはならないと。
いつか書くものは、読むものになるということ。

ものすごく、分かりにくい話だ。
だけど何故か書く気力が湧いてきて、少ししか書けていない日記帳を開いた。
カチカチとシャープペンシルの芯を繰り出し、空白の1ページと向き合った。


お題 私の日記帳

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